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大本薫 Kaoru Ohmoto

@sunamajiri

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  • 自己紹介 natural-born Jazz Flutist。ジャズフルート奏者。フルートらしさ(フルーティズム)よりジャズが本体の破壊者。幼少より渡米。ジュリアード音楽院、コロンビア大学文学部院卒。全米ジャズ教育協会会員。英米で流行りのハイデガー論者。てげてげでアドリブする現存在。17年鹿児島移住。コロナ禍で休眠中。
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2016年06月03日(金)

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

16年6月3日

まあ、じっくり読み進めてみてください。単に西欧というと、被制作性とみえてしまい、デカルトあるいはヒューム以来のカテゴリーミステイクという問題が隠蔽されてしまう、それを形式に齎す形式的告示、という方法が話し合われているだけで、事態は単純でしかありませんから。@BeTakada

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posted at 02:42:07

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

16年6月3日

とはいえ、木田元の地平は、おそらくニーチェの被制作性からカントの被制作性を露開するにとどまっていて、そうしたカテゴリー誤謬を解消する再規定=存在論の地平創造に到達していないだけ、とも見做せるんですが。twitter.com/sunamajiri/sta... @BeTakada

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posted at 02:41:50

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

16年6月3日

一般に、語りえない神秘といわれるものなのだが、そうしたプラトン~アリストテレスの語った驚異を、問題全体とする方法でウィトゲンシュタインとハイデガーが同調している、という話が木田元『存在と時間の構築』の最大のモチーフです。@BeTakada

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posted at 02:41:33

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

16年6月3日

当然、ここでデカルトに対するカテゴリーミステイクというのが、コギトを対自としたり意識とする誤謬のことで、そのカテゴリー誤謬を解消するために、コギトを時間とか脱自と規定し直す話(形式的告示)をしているわけです。twitter.com/sunamajiri/sta... @BeTakada

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posted at 02:41:13

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

16年6月3日

注1で、論理実証主義の中でもギルバート・ライルだけが、カテゴリーミステイクに気づいていたという話をしていて、メイヤスー以後とするなら、もはやヒューム的なデカルトに対するカテゴリーミステイクの話でしかなないのですが。twitter.com/sunamajiri/sta... @BeTakada

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posted at 02:40:59

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

16年6月3日

続・ハイデガー読本の『カルナップ、ウィトゲンシュタイン』 bit.ly/20VIf2k は、同書のカント書論のいう「総括」のまさに実践のような総括。問題全体=驚異は、存在者の全体とカテゴリーミステークできない、という話ですね。@BeTakada

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posted at 02:39:57

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

16年6月3日

端的に、《存在者の全体》は《問題全体》とは混同できず(それが形而上学です)、だからこそ《全体における存在者》というハイデガーの問題が生じていて、ウィトゲンシュタインがそれに応答した、というのは木田元の『存在と時間の構築』でもモチーフでした。@BeTakada

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posted at 01:57:16

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

16年6月3日

上記の続・ハイデガー読本のカルナップの問題もそれです。「全体における存在者」やウィトゲンシュタインがハイデガーを肯定する「形而上学的動物」に総括されない問題意識が無意味だ、ということなんですが。@BeTakada

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posted at 01:54:01

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

16年6月3日

タカ基地さん、読解追従してます? 要は、問題全体を存在者の全体と形式的に混同(カテゴリーミステイク)しない方法、というべき話題なのだが。形式的告示できています? @BeTakada

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posted at 01:52:37

2016年06月02日(木)

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

16年6月2日

何を総括してるのかというのは、コギトを対自や意識とするより、時間や地平とするほうが見通しが立つものがあって、論理実証主義がハイデガーを批判する部分まで、ハイデガーから総括されてしまうというのが、続・ハイデガー読本で浮き彫りになってしまうのが興味深い。@BeTakada

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posted at 23:45:29

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

16年6月2日

それにしても、続・ハイデガー読本のいう影響史というのは、同書のカント書論で、カント書とは判断力批判の総括のことだというとおり、まさに総括的で非常に見通しがいいね。昨晩のメルロの話もそうだし、論理実証主義の話もハイデガーから総括されてしまう。@BeTakada

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posted at 23:42:48

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

16年6月2日

講演料ありがとう。続・ハイデガー読本の『カルナップ・ウィトゲンシュタイン』のとこ総括的でよいね。カルナップは一人で誤解してるが、カルナップのハイデガー批判にハイデガーは全肯定するし、ウィトゲンシュタイン然り、というあたり。また後で話題にするが。@BeTakada

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posted at 23:40:12

2016年06月01日(水)

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

16年6月1日

メルロのハイデガー解釈は、ユクスキュルの生物学というより、『知覚の現象学』の時間地平の箇所だが、木田元『存在と時間の構築』が再構成する第一部第三篇「時間と存在」に、その明確な地平が欠如していて、単に被制作性の有無、つまり形而上学を語っているからです。@BeTakada

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posted at 20:18:19

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

16年6月1日

ところで、木田元は図式論が原則論に成就していない、という光景も参考になるのでしょう。木田はメルロのユクスキュルとの関連、つまり生物学でコギトを捉えていて、超越論的原則論としてのハイデガーを捉えきれていないからです。twitter.com/sunamajiri/sta... @BeTakada

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posted at 20:11:17

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

16年6月1日

そういう点でも、非常に見通しの良い構図なのです。コギトを意識と捉えず時間と捉えると、超越論的地平が得られ、観念論に陥らない。それを存在了解とか脱自とか、ハイデガーは名付けているが、それは対独我論的なのです。なぜなら原則論上、それをいう権利が有るからなのです。@BeTakada

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posted at 20:02:40

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

16年6月1日

コギトは単に思惟ではない。超越論化する反省を伴う。だからこそそれを単純に意識という客体にはできない。それが実存論上の存在了解です。したがって、脱自=存在了解というのは、コギトを意識=対自と捉えず、コギトを超越論=時間と捉える了解の仕方、地平=方法自体のことです。@BeTakada

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posted at 19:46:29

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

16年6月1日

地平は、志向や意識や対自とは対立的ですよね。いわば対自と脱自を比較するメタレベルが地平という光景なのでしょう。その点からも、マクタガートのA系列B系列という時間の実在論も、意識を時間との対立とみなす観念論で、時間という現象を捉える地平となっていないのでしょう。@BeTakada

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posted at 19:29:01

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

16年6月1日

サルトルはデカルトのコギトを意識=対自と思っているが、ハイデガーはコギトを脱自=時間と捉えている。その用語の原則論的齟齬のため、サルトルはハイデガーが(存在)理解できず、構想力もイメージと捉えてしまうが、メルロはそれを本来の時間地平に戻す話をしているのでしょう。@BeTakada

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posted at 03:53:25

2016年05月31日(火)

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

16年5月31日

これは、法律でも数学でも物理法則でも、何か神が造った原則があるという仮定のもとに物事を捉えることで陥る、ある種の無自覚を避けるために方法化されることですね。ハイデガーの言う認識の有様というのは、こういう構図でしか見えてこない光景であるはずです。@BeTakada

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posted at 18:05:38

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

16年5月31日

主著では、実存論(基礎存在論)だが、それだけでは図式論に到達できない。だからメタ存在論から図式論に到達するが、しかし図式論だけでは原則論に成就しない、そういう領野で捉えないと、おそらく原則から逸脱するのですから、措定されていない、社会科学のような不確定な話ばかりになる。

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posted at 17:48:15

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

16年5月31日

その点で、ポストカント書も、再度カントを問うGA41『物への問い』に至って、ダヴォス討論のカッシーラからの批判的テーゼ、図式論の成就としての原則論に到達しているということのようですね。twitter.com/sunamajiri/sta... @BeTakada

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posted at 17:45:40

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

16年5月31日

とはいえ、そこで辿り着く先というのも、先措定という問題にすぎないので、何を規定して何が先措定されて、何を言明しようとしたのか、というギリシャ以来の西欧哲学の解明なわけですから、ある意味、単純なのでしょう。あくまで人間の取り決め、カント流にいえば、原則論ですから。@BeTakada

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posted at 17:42:19

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

16年5月31日

ハイデガーをめぐる最近のダイナミックな視点変更があるのだとすれば、ハイデガーを主著だけで読んできた誤読の是正みたいなところがありますからね、主著を回避するとわからないが、主著だけで読むとさらにわからない、というジレンマが言い当てられてるようですね。@BeTakada

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posted at 17:41:49

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

16年5月31日

ハイデガー読本一巻目は、前中後期ハイデガーの読解アンソロジーですね。ただカント書は続・ハイデガー読本で、純粋理性批判を判断力批判にいわば昇華させるテクストと読解するまで、保留的態度でしたが。twitter.com/sunamajiri/sta... @BeTakada

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posted at 17:38:12

2016年05月29日(日)

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

16年5月29日

タカ基地さん、主著やカント批判の問題を素通りして、どうしても現代社会の問題に引き寄せたいのなら、いっそ後期の放下のような問題系から、哲学言語を性起しなおしてみれば? こちらはハイデガー読本所収。bit.ly/1UbZaJ2 @BeTakada

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posted at 04:17:30

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

16年5月29日

一方で、ハイデガーは絶滅収容所で生きる屍の囚人にされることばかりか、現代社会に徴用された人たちが、各自の死を死ねないこと、つまり永遠に漂ってしまうようなこととして、死の先駆性という実存論の問題を、再話しようとしていたようだからだ。bit.ly/1UbZaJ2

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posted at 04:10:13

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

16年5月29日

放下した平静さとは、人間まで徴用物資にする現代技術社会の中で、技術を拒絶するのでも、技術に恐れ入るのでもない、独特の距離感の取り方のことのようなのだが(続く)

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posted at 04:04:28

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

16年5月29日

ユンガーを未読なので、千坂恭二氏のいう「ハイデガーはユンガーが分からなかったようだ」ということに興味が尽きないが、ちょうど原爆の話があったので、つい戦後のハイデガーの思惟、ゲシュテル(総かり立て体制)や放下(ほうげ)を考えてしまう。というのも~

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posted at 04:01:29

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

16年5月29日

ツイートまとめ(^-^)/ 千坂恭二さんのユンガー論、あるいはユンガーからのハイデガー批判、楽しみ。www.facebook.com/kaoru.ohmoto/p...

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posted at 03:58:33

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

16年5月29日

被爆者が、こんなに気持ちを語ってくれたことがなかった、というぐらい隠蔽されていたのでしょうな。それもヒューマニストの仕業なのかしらね。戦後のハイデガーに依る、サルトルのヒューマニズムに対する批判ではないが、人間の思い上がり、自惚れこそ、諸悪の根源ですな。@doctor0621

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posted at 01:39:54

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