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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2015年11月08日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月8日

また終盤、記者たちが様々な推理を巡らせる場面は後の推理実験室シリーズを彷彿とさせるものがある。一部、推理だけでは解けないトリックもあるが、張り巡らされた伏線の妙と緻密な構図がそれを補っている。全体的にかなり詰め込まれた作品だが、そうとは感じさせないプロットが魅力の秀作である。

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posted at 18:15:50

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月8日

第十七回江戸川乱歩賞の最終候補作「ベネトナーシュの矢」を改題改稿した、作者の長編デビュー作。完全犯罪をテーマにしている作品の性質上、前半の展開こそ地味だが、徐々に犯罪の構図が明らかになっていくにつれ、アリバイトリックに密室、暗号の謎が次々とぶちこまれていく後半の展開が実に圧巻。

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posted at 18:15:38

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月8日

幾瀬勝彬「死を呼ぶクイズ」読了。東都新報記者の白方真紀子が書いた暴露記事により元セントラル・テレビの制作部長・疋田が自殺した。彼の死に真紀子が疑問を抱いた矢先に、今度はかつて真紀子にあるクイズ番組の八百長を証言した青年が秩父山中で謎の転落死を遂げる。二つの死に隠された真相とは?

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posted at 18:15:30

2015年11月07日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月7日

なお「年に一度の手向草」には「川留めの水は濁った」(「女人講の闇を裂く 木枯し紋次郎(二)」収録)のネタバレがあるので要注意。

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posted at 13:52:15

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月7日

一方、後者は謎が謎を呼ぶ展開の面白さと死んだ姉の面影を被害者に重ね合わせる紋次郎の姿が絶妙で、さりげない伏線の巧さも光っている。その他「雷神が二度吠えた」や表題作も油断していると意外な人間関係にあっと驚かされる良作である。

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posted at 13:46:15

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月7日

渡世人・木枯し紋次郎シリーズの十一作目。収録作五編のうち、ミステリとして優れているのは「賽を二度振る急ぎ旅」と「年に一度の手向草」の二編で、前者は次々と明らかになる登場人物たちの意外な正体もさることながら、何よりホワイダニットからの皮肉なオチが何とも言えない気分にさせてくれる。

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posted at 13:45:42

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月7日

笹沢左保「お百度に心で詫びた紋次郎 木枯し紋次郎(十一)」読了。首に二十五両の賞金がかけられた凄腕剣術使いの渡世人・稲妻の音右衛門と紋次郎が対決することになる「賽を二度振る急ぎ旅」、紋次郎の姉の墓から掘り出された若い女の他殺体を巡る「年に一度の手向草」など五編収録。

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posted at 13:45:30

2015年11月05日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月5日

むしろメインの事件よりも推理劇の方が凝っており、そちらをメインにした方がまだ面白かったような気がする。

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posted at 22:05:25

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月5日

ポテト(牧薩次)とスーパー(キリコ)のコンビが活躍するシリーズの一作。タイトルとは裏腹に「ガラスの仮面」との関係はあまりなく、ただ劇団を舞台にしただけなのが少々残念。ミステリとしてみるとあるものを使った手掛かりの出し方は面白いと思うものの、全体的にどうしても小粒な印象が否めない。

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posted at 22:04:10

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年11月5日

辻真先「ガラスの仮面殺人事件」読了。東西大学の演劇サークル・バブル座が風変わりな推理劇「ブリキの仮面」を演目として選んでから不可解な事件が続発する。密室殺人、事故に見せかけた殺人未遂、そして本番中に起きた殺人……たまたま事件に遭遇した推理作家の牧薩次と相棒のキリコの推理やいかに?

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posted at 22:03:46

2015年10月30日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年10月30日

あとがきで作者は「同じキャラクター・時代・モチーフを使っても、本家と同じものは創れないだろう」という想いからこういう形になったと語っているが、本作を読む限りその判断は正しかったと思う。本作はライトノベルというフォーマットに本家の設定を巧く落とし込んだ良作である。

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posted at 15:36:50

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年10月30日

因みに作者は好きな京極作品として「陰摩羅鬼の瑕」を挙げているがそれを踏まえてみると本作は作者ならではの「陰摩羅鬼の瑕」に仕上がっている。扱っている題材が割りとポピュラーということもあり真相がやや分かりやすいのが気になるが、それももしかしたら「陰摩羅鬼」を狙っているのかもしれない。

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posted at 15:36:26

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年10月30日

百鬼夜行シリーズでお馴染みのキャラの孫(!)たちが活躍する、京極夏彦公認のシェアード・ワールドシリーズ「薔薇十字叢書」の一冊。本作は粗筋だけ見ると一見キワモノのように思えるが、実際読んでみると意外にも本家を彷彿させるような事件や蘊蓄、憑き物落としをやっているのが非常に好ましい。

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posted at 15:35:55

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年10月30日

三門鉄狼「ヴァルプルギスの火祭」読了。売れない新人ライトノベル作家の高校生・関口辰哉は幼馴染みの中禅寺秋穂や榎木津玲菓らと共に孤島の館に招待される。魔女をモチーフにしたその館で悪魔と思しき人影が目撃される中、遂には中庭で柱に縛り付けられ、炎に包まれた何者かの死体が発見されて……。

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posted at 15:35:30

2015年10月29日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年10月29日

それでいて解決編は実にスマートで、さりげなく犯人に突き付けられた動かぬ証拠が同時に真相そのものを明示している点が素晴らしい。本作はユーモアの中に隠された技巧に唸らされる佳作である。

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posted at 22:50:04

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年10月29日

再現ドラマの制作スタッフで共に回文名を持つ織田貞夫と土佐美郷のコンビが「三度目ならばABC」に引き続き、活躍する長編ミステリ。本作の特徴は何といっても物語が進めば進むほど増殖していく謎の数々であり、作者の本作に対する「謎のカンヅメ」という喩えは正に言い得て妙だろう。

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posted at 22:49:20

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年10月29日

岡嶋二人「とってもカルディア」読了。信州の田舎から久し振りに出てきた貞夫の友人が不審な行動をした後、美郷の持ち物である全自動カメラ・カルディアと共に姿を消してしまった。一方、美術コレクターの屋敷では死体が消失する不可解な事件が発生。果たして二つの出来事に繋がりはあるのか?

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posted at 22:48:53

2015年10月28日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年10月28日

現代日本とお伽話が同居したような奇妙な世界が舞台の作品。内容紹介には超変ミステリとあるが真相はびっくりするほど普通でそれに却って戸惑ってしまう。加えてこの世界におけるルールが明確化されていないせいで謎が解かれてもイマイチ釈然としないのが難。素材は面白そうなだけに残念でならない。

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posted at 22:58:14

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年10月28日

安萬純一「王国は誰のもの」読了。高校の友人たちに溶け込めない莉世は、ある日偶然知り合った不思議な少年・丈と共に中世欧州風の王国へと向かうことになるが、そこで彼女を待っていたのは不可解な国王殺害事件だった。しかも容疑者は吸血鬼に狼男、ミイラ男にゾンビと怪物だらけで……。

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posted at 22:57:46

2015年10月27日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年10月27日

全編ハズレなしだが、その中でも特にミステリとして「桜が隠す嘘二つ」を、虚無感が堪らない一編として表題作をそれぞれ挙げたい。

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posted at 23:41:11

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年10月27日

紋次郎がある証拠から導き出す推理は一見突拍子もないように思えるが、それまで語られた状況を踏まえてみるとギリギリのバランスで成立しており、その綱渡り感が半端ない。その他の短編にしても一見無関係に思える話が意外な真相の伏線として機能しこのシリーズ特有の虚無感を際立たせているのが秀逸。

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posted at 23:40:57

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年10月27日

渡世人・木枯し紋次郎シリーズの十作目。本作で最も目を惹くのは「桜が隠す嘘二つ」で、紋次郎が自分の無実を証明するために名探偵顔負けの推理を見せる展開もさることながら、その推理を披露するのが国定忠治を始めとした名だたる親分衆の前というシチュエーションが実に熱い。

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posted at 23:40:30

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年10月27日

笹沢左保「虚空に賭けた賽一つ 木枯し紋次郎(十)」読了。面識のない手練れの八人兄弟に紋次郎が命を狙われる表題作を始め、己に着せられた殺人の濡れ衣を晴らすため紋次郎が名探偵ぶりを見せる「桜が隠す嘘二つ」、ある理由により紋次郎と国定忠治が敵対する「二度と拝めぬ三日月」など四編収録。

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posted at 23:40:12

2015年10月26日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年10月26日

またミステリ以外の部分――押しかけ弟子の太一青年が平井家の人々と親しくなっていく過程が実に微笑ましく描かれており、そういった点からでも楽しめる作品である。

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posted at 21:05:04

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年10月26日

富士見ミステリー文庫から出ていた「平井骸惚此中ニ有リ」シリーズの一作目を改稿し復刊したもの。今回久し振りに読んでみて思ったのは密室の謎よりもむしろ動機の方が印象的だったことであり、作中のいかにも探偵小説な雰囲気がそれに説得力を与えているのは○。

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posted at 21:04:39

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年10月26日

田代裕彦「探偵作家は沈黙する 平井骸惚此中ニ有リ」読了。時は大正十二年。探偵小説家・平井骸惚の許に帝大生の河上太一が弟子入りしてしばらく経ったある日、骸惚の知人・池谷是人が自宅の庭で首吊り死体となって発見される。骸惚は「これは自殺じゃない」と断言するが、現場は密室状態で――。

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posted at 21:04:24

2015年10月24日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年10月24日

「ヴィジット」観了。いい糞映画(誉め言葉)だった。ミステリとしての伏線の妙、ホラーとしてのスリリングな演出、センスあるユーモアの配分がとにかく絶妙で、恐怖と笑いを同時に楽しませてくれる。キャラ的にはババアのインパクトが相当なものだが、糞ジジイもホントに糞ジジイなのが実に良かった。

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posted at 22:11:21

2015年10月23日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年10月23日

一部のトリックがやや浮き気味なのが気になるが、メインの仕掛けと犯人の動機に関しては幽霊画を巡る物語に巧く溶け込んでいて○。読後感も悪くなく、エンタメ性の高い良作と言っていいだろう。

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posted at 00:21:44

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年10月23日

本格ミステリー・ワールド・スペシャルの一冊として書かれた作品。警察小説にホラー要素を盛り込んだ内容を相変わらずこの作者らしいリーダビリティの高さでぐいぐいと読ませてくれるものの、あまり本格という感じはしないな……と思っていたら最後の方でいきなり本格になったのでつい笑ってしまったw

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posted at 00:21:27

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年10月23日

吉田恭教「可視える」読了。「幽霊画の作者を探してほしい」という画商の依頼を受けた探偵の槙野が島根の神社で見たその幽霊画は世にも悍ましいものだった。それから一年後、都内で若い女ばかりを狙った残虐な連続猟奇殺人事件が発生。事件を追う女刑事・有紀もまた幽霊画に辿り着くことに……。

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posted at 00:20:03

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