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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2016年01月07日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月7日

本作の収録作でいえば「毒薬の輪廻」がその成功例であり、ここまでグチャグチャに人間関係が入り乱れているからこそ真相のおぞましさが際立ってくる。次点は「氷結のメロディ」で不可解な連続死をいたってシンプルな答えでスマートに処理してみせた手際が○。

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posted at 11:30:09

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月7日

腕貫探偵シリーズの五作目。倒錯した性と複雑でドロドロな人間関係というと西澤作品の特徴の一つだが、本作でもそれは健在である。但しそれが必ずしもミステリ部分と上手く合致しているわけではないものの、だからといって成功例が全くないわけではない。

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posted at 11:29:50

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月7日

西澤保彦「帰ってきた腕貫探偵」読了。アマチュアバンドのメンバーに降りかかる死の連鎖「氷結のメロディ」、身に覚えのない殺意と過去に起きた毒殺事件の関係「毒薬の輪廻」、結婚指輪に纏わる不可解な行動と二重殺人「指輪もの騙り」、そして老女の幽霊が成仏できない理由「追憶」の四編収録。

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posted at 11:29:42

2016年01月06日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月6日

では後半の仕掛けはどうかと言えば、アレの登場にはちょっと笑ってしまったものの、それ以外の部分で労力に見合う面白さがあったかというとかなり疑問。少なくとも作者の言う命題が達成されているとは思えなかった。

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posted at 21:20:36

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月6日

恒例のバカミスシリーズ最終作。作者曰く「集大成とも言うべきとっておきのカードを切ってみました」とのことだが、前半の仕掛けに関しては前例があり、残念ながら独自性があるとは言い難い。

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posted at 21:20:25

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月6日

倉阪鬼一郎「桜と富士と星の迷宮」読了。風光明媚な日本桜富士館で催される、富士と桜を愛でる会のメンバーには一人ずつ旅に出なければならないというルールが課されていた。そしてそのルールに従ったメンバーは日本桜富士館に還ってくる直前で次々と不可能殺人の犠牲になってしまう。

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posted at 21:20:15

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月6日

そもそもメインにしたダイイング・メッセージに無理がありすぎで、普通に考えて解けるものではない上に手掛かりを出すのも遅すぎる。あと個人的にはこのダイイング・メッセージに関して毎回「縮れ毛のような曲線」と説明するのも地味にやめてほしかった……。

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posted at 02:25:14

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月6日

冒頭で不可解な転落事件と三百万円の紛失が起こって以降は、殺人旅行とダイイング・メッセージといういつもの展開に。ミステリとしてみると第一の事件の構図に少し見るべきところがあるものの、それ以外は正直かなり厳しいと言わざるを得ない。

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posted at 02:24:54

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月6日

中町信「社内殺人 課長代理 深水文明の推理」読了。医療機器販売会社の総務部人事課の課長代理・深水が会社の会議室で給料の仕分けを行っていたところ、屋上から飲み仲間・畑中の妻が転落するという事件が起こる。そして事件の現場から深水が戻ると、いつの間にか給料から三百万円が紛失していた。

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posted at 02:24:40

2016年01月03日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月3日

「スタンダール・シンドローム」観了。連続レイプ殺人犯に付け狙われる女刑事の話。レイプ殺人犯のキャラは弱いしオチもよくあるものだが、個人的にはタイトルにもなっている「スタンダール・シンドローム」に纏わる変な映像センスを楽しんだ。あとこの役を実の娘にやらせたアルジェントが凄い(爆)。

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posted at 14:01:05

2016年01月02日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月2日

その他、手掛かりから導き出される考え抜かれた犯行の手口に唸らされる「白い部屋」や、推理ゲームという趣向を逆手にとった意外な犯人が○な「青い香炉」なども捨て難い。ただ強いて言えば決め手がほぼワンパターンなのが気になるが、それを差し引いても完成度の高い短編集であるのは間違いない。

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posted at 15:28:54

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月2日

作者の作品ではお馴染みの探偵たちが活躍する短編集。ベストはやはり表題作で、様々なアイディアが詰め込まれた秀逸な安楽椅子探偵物である一方で、丁寧に描かれたヒロインとの交流が探偵の苦悩を際立たせているのがいい。「戻り川心中」と共に推理作家協会賞を受賞したのも納得の傑作である。

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posted at 15:28:42

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月2日

仁木悦子「赤い猫」読了。車椅子の富豪の老女が話し相手として雇われた女性の過去に纏わる殺人事件の謎を解く表題作の他、私立探偵・三影潤が入院先の病院で耳にした殺人事件の真相に迫る「白い部屋」、陸の孤島と化した民宿で宿泊客らが半年前に起きた殺人事件を推理し合う「青い香炉」など六編収録。

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posted at 15:28:24

2016年01月01日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月1日

「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」観了。ファンというわけではないものの歴代作品のオマージュ、往年のキャラの再登場、動きのあるダイナミックな映像、お約束を踏まえつつも衝撃的なストーリー展開に引っ張られて、終始退屈することがなかった。引きも申し分なく早くも続きが楽しみで仕方がない。

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posted at 15:33:12

2015年12月31日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年12月31日

一部メリットよりデメリットの方が大きいのではないかと思わなくはないが、それが犯人の異常性を際立てているのも事実で、だからこそラストのツイスト博士の行動にも説得力がある。個人的にはアルテがトリックよりもプロットが巧い作家であることを再認識させてくれた秀作である。

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posted at 13:50:00

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年12月31日

犯罪学者ツイスト博士が探偵役を務めるシリーズの一作。奇しくも前に読んだ「死が招く」と同じく、本作もまた謎を煙幕に使ってプロットで騙すタイプの作品だが、本作は「死が招く」以上に事件を錯綜させて「(メインの)事件は事件の中に隠せ」と言うべき内容に仕上げている。

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posted at 13:49:36

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年12月31日

ポール・アルテ「虎の首」読了。旅行から帰ってきたツイスト博士のスーツケースの中から、巷を騒がせている連続バラバラ事件の被害者と思しき女性の手足が発見された。一方、事件の発端となった村では不可解な連続盗難事件とインドから持ち帰った曰く付きの杖に纏わる奇怪な密室殺人が起きて……。

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posted at 13:47:27

2015年12月26日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年12月26日

欲をいえば被害者の過去や鍵を握る人物に纏わる人間関係をもっと早い段階で描写してほしかったが、それを差し引いても妹の真の狙いにあっと驚かされる傑作である。

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posted at 19:16:39

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年12月26日

何より兄の無実を晴らそうとする妹の行動が絶妙な煙幕となっており、妹の事件を担当する弁護士の設定にしても単なるキャラ立てに留まらず、きちんと終盤に活かされているのが素晴らしい。

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posted at 19:16:29

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年12月26日

ミステリとしては妹の真の狙いがどこにあるかが焦点になるが、それを解き明かすにあたり過去の事件におけるある謎が関わってくる展開は巧いし、最終的にその鍵を握る人物の証言によって鮮やかにひっくり返される構図には見事と言うしかない。

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posted at 19:16:18

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年12月26日

被告人の自殺という形で収束した過去の殺人事件が、被告人の妹が起こした新たな殺人事件により再びクローズアップされる本作は、一見するとマスコミや裁判制度に対する妹の復讐劇のように思われるが、勿論それだけでは終わらず意外な仕掛けが用意されている。

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posted at 19:16:00

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年12月26日

小杉健治「二重裁判」読了。東京高輪で起きた社長殺しの容疑で逮捕された古沢克彦は無実を叫びながら獄中で自殺した。マスコミらによって殺人者に仕立て上げられた兄の無実を晴らすため、妹・秀美は事件を調べ始める。やがて西池袋である殺人事件が起こるが逮捕されたのはあろうことか秀美自身だった。

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posted at 19:15:40

2015年12月25日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年12月25日

一方、研究所の事件はトリック自体は肩透かしだが(とはいえ、ある意味この手の見せ方をする事件のお約束とも言える)それとは別のところに仕掛けられた意図に面白みがある。欲を言えばもう一つの密室も解決してほしかったが、前作よりも詰め込まれた内容になっているので良しとしたい。

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posted at 22:00:29

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年12月25日

十二の密室事件で構成されている「密室十二宮」のうち本作では三つの密室が出てくるが、謎解きまでいくのは二つだけとなっている。その二つのうちトリックとして面白いのは体育館の事件で、アレを小道具に使ったトリックは数あれど、これはなかなか画期的。物理の北山の名に恥じない出来だと思う。

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posted at 21:59:57

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年12月25日

北山猛邦「ダンガンロンパ霧切4」読了。二つの棺桶が置かれた密室から煙のように消えた黒マントの犯人、双子を使った実験中の研究所で起きた究極の密室殺人、密室状態の体育館に横たわる蝋燭に囲まれた死体……霧切響子と五月雨結は新たに三人の探偵の協力を得て「密室十二宮」残り六つの密室に挑む。

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posted at 21:59:39

2015年12月24日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年12月24日

とはいえオチまでの過程が実に丁寧に描かれているので、単純に物語として割り切ればかなり楽しめる快作である。ベストを挙げるなら、その手の込みように分かっていても唸らされる「三橋春人は花束を捨てない」。

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posted at 22:00:41

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年12月24日

弁護士でもある作者の経験が活かされたリーガルミステリ連作。収録作は基本的に法律の盲点を突くことによりそれまでの流れをひっくり返す構成になっているが、ある程度ミステリ慣れしていると作者がどういう風にひっくり返すつもりなのか法律に詳しくなくてもだいたい分かってしまうのが難。

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posted at 22:00:03

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年12月24日

織守きょうや「黒野葉月は鳥籠で眠らない」読了。自分に淫行した疑いで逮捕された家庭教師を救おうとする少女、不仲の父親が住む家に不法侵入した友人、不貞を働いた妻との離婚を望む男、不思議な関係の女性と同居する芸術家……新人弁護士・木村が関わった一筋縄ではいかない四つの事件の顛末を描く。

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posted at 21:59:53

2015年12月20日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年12月20日

ただこの現実離れした真相と救済を成立させるためにかなりの筆が費やされており、全体的な印象としてはミステリというよりミステリ風SFと表現した方がしっくりくる作品である。

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posted at 20:52:51

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年12月20日

「愛の徴 天国の方角」で第48回メフィスト賞を受賞した作者の二作目。本作は事件の謎解きよりも事件に関わった人々の心をいかに救済するか? に重点が置かれており、真相そのものに意外性はあまり感じられない。

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posted at 20:52:35

麻里邑圭人 @mysteryEQ

15年12月20日

近本洋一「嵯峨野あやつり異聞 浄瑠璃グラン=ギニョル」読了。天才俳優・酒井純哉の周辺で被害者が胸を開かれて殺される猟奇事件が続発。そしてまた新たに古浄瑠璃「阿弥陀胸割」上演中、舞台上で純哉の姉が胸を開かれ死亡する事件が発生した。不思議な経歴の人形遣い・東雲蔵一が見た真相とは?

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posted at 20:52:26

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