Twitter APIの仕様変更のため、「いいね」の新規取得を終了いたしました

麻里邑圭人

@mysteryEQ

  • いいね数 9,797/10,375
  • フォロー 1,028 フォロワー 1,647 ツイート 91,937
  • 現在地 涅槃
  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
並び順 : 新→古 | 古→新

2021年10月17日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年10月17日

「狂覗」観了。秘密裏の荷物検査が教師と生徒の実態を暴き出すミステリ映画。ほぼ一つの教室を舞台にした密室劇ながら荷物検査で出てきたものを伏線として巧みに活かし、次々と構図を反転させつつ某スリラー映画を彷彿とさせる衝撃的な事実に着地させる手腕が実に秀逸。個人的には見事にしてやられた。

タグ:

posted at 12:06:12

2021年10月15日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年10月15日

一方「贋作画家」は幾重にも仕掛けられたミスディレクションが素晴らしい一編で、あるミステリのパターンを逆手に取っただけでなく作者が得意な漫画ならではのトリックも盛り込まれている点が実に秀逸。加えて何気ない親子のエピソードの扱いも巧く読了後にシンプルなタイトルが沁みてくる傑作である。

タグ:

posted at 13:28:59

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年10月15日

「ファクト」は真実とは何かというテーマもさることながら、様々な嘘の中から本質を見抜く探偵役・燈馬の鋭い観察眼、そして何よりある単純なネタからここまで話を膨らませてみせた、優れた短編作家たる作者の技巧が改めて再確認できる一編である。

タグ:

posted at 13:28:32

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年10月15日

加藤元浩「Q.E.D.iff ―証明終了―」20巻読了。過去に起きた爆発事故を巡り全員が嘘をつき嘘を信じ込もうとしていた一族に真実を明かす楔が打たれる「ファクト」、銃声が響き崖から落ちた人影……の筈がなぜか死体は消え去り更に新たな殺人が発生する不可解な事件の真相に迫る「贋作画家」の二編収録。

タグ:

posted at 13:28:17

2021年10月14日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年10月14日

そのせいで雨降って地固まるとなるはずの物語が台無しになってしまっている感が否めず結果的には微妙な読後感となってしまった。恐らく連作として急に纏めようとしたためにおかしなことになったように思うので、もし次回作があるならもっと前から伏線を張るなどして余裕のある纏め方を心掛けてほしい。

タグ:

posted at 21:01:43

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年10月14日

というのもここである真相が明かされて以降、思わず「お前、そんなキャラだっけ……?」と戸惑いを覚えるくらい主人公のキャラがぶれすぎてついていけなくなるのだ。そしてそれは第5話で更に悪化したばかりか、ミステリ部分の方もある偶然の使い方が無茶過ぎるレベルでさすがにどうかと思ってしまう。

タグ:

posted at 21:01:28

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年10月14日

文芸部の〈名探偵志望〉と〈ミステリ作家志望〉の女子高生コンビが五つの〈日常の謎〉を解き明かす連作ミステリ。ミステリネタを織り交ぜつつも軽快なキャラのやり取りと手堅い謎解きは悪くはないが、物語の転機となる第4話から些か雲行きが怪しくなる。

タグ:

posted at 21:01:09

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年10月14日

波戸彼方「中野森高校文芸部のホームズ&ワトソン」読了。ある日の放課後、中野森高校文芸部を訪れた曲直瀬彰はミステリ作家志望の藤堂基子を助手に任命した挙げ句、中野森高校のシャーロック・ホームズになると宣言する。早速彰は隣の漫画研究部で発生したノート紛失事件の謎を解くことになるが……。

タグ:

posted at 21:00:51

2021年10月10日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年10月10日

✕尤も
○最も

タグ:

posted at 10:37:35

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年10月10日

加えてエピローグでのある人物の告白が何ともやるせなく、その叫びはどことなく近年の辻真先作品にも通じるものを感じさせてくれるだろう。本作は探偵小説に賭ける作者の想いが見事に結実した、作者の新たな代表作と言うべき傑作である。

タグ:

posted at 03:25:24

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年10月10日

だが尤も顕著なのは事件に隠されたある意図であり、それが大空襲後の謎解きや前述の動機と結び付いて、戦争という残酷な現実を前に探偵小説が見せるひとときの夢に縋らなければいけなかった人々の姿を強烈に描き出している。

タグ:

posted at 03:25:04

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年10月10日

太平洋戦争の最中に化粧品問屋の一族を襲った連続殺人の顛末を描いた長編ミステリ。本作の最大の特徴は何と言っても戦時下でしか描けない探偵小説である点であり、例えばそれは個々の事件で使われた小道具や犯人の動機からも窺えるだろう。

タグ:

posted at 03:24:07

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年10月10日

芦辺拓「大鞠家殺人事件」読了。斬りつけられた血まみれの美女、夜ごと舞いおどる赤頭の小鬼、酒で溺死させられた死体――昭和18年。大阪の船場にある、婦人化粧品販売で富を築いた大鞠家の長男に嫁いだ陸軍軍人の娘・中久世美禰子は夫の出征後に大鞠家で起きた怪異と連続殺人の謎に挑むことになる。

タグ:

posted at 03:23:50

2021年10月09日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年10月9日

あときっちり終わらせてきた「マクロス△」に対し「マクロスF」の方はあわよくばまた続きを作りたいというスタッフの強い意志を感じた。←

タグ:

posted at 18:57:49

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年10月9日

「劇場短編マクロスF~時の迷宮~」観了。「劇場版 マクロスF 恋離飛翼 〜サヨナラノツバサ〜」の後日談……というかこれ、ただ遺跡でライヴやりたかっただけじゃないか(爆)。とはいえライヴシーンはさすがの出来で、ライヴシーンだけで言えば同時上映の「マクロス△」以上といってもいいだろう。

タグ:

posted at 18:57:31

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年10月9日

ただこの終わらせ方は賛否分かれると思う。また冒頭の3DCGのライヴは2Dのライヴと比べると表情などがぎこちなくまだ改良の余地はあるだろう。あとマクロス7から某キャラが出てくるのは嬉しいファンサービスだった(「ただの天才だ」発言には痺れた)。

タグ:

posted at 18:56:54

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年10月9日

「劇場版マクロス△ 絶対LIVE!!!!!!」観了。前回の劇場版の続編。物語としては前回カットした後期TVシリーズの要素及び消化不良だったウィンダミア人短命設定、それにワルキューレと敵対するヤミキューレとの歌対決などを盛り込み再構築した印象で若干詰め込みすぎな感はあるが全体的には概ね満足。

タグ:

posted at 18:55:45

2021年10月06日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年10月6日

「パトリック」観了。超能力を持つ昏睡状態の青年パトリックが巻き起こす惨劇。思いの外ショック演出は少なめながらパトリックのヤバさが徐々にエスカレートしていく展開は○で最後の対決に決め手的なものがあればもっと良かったと思う。あとできれば全編通してイタリア版のゴブリン楽曲で観たかった。

タグ:

posted at 01:28:24

2021年10月04日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年10月4日

香吹茂之「女神家の一族」〈第4話〉読了。探偵の登場に事件の発生を予感していた前当主、舞台である村の特殊な事情といったミステリらしい展開に混ざる男のアへ顔(!)、そして皆を集めてようやく謎解きかと思いきや更に隠微な尋問が始まりそうな気配で果たして残り1話で巧く纏まるだろうか……? pic.twitter.com/nNuTwN0ZUB

タグ:

posted at 22:14:23

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年10月4日

辺天使/津田穂波「ボクとキミの二重探偵」4巻読了。二重探偵対決決着。デート回に出てきたあるものを決め手とするのは若干弱さを感じるがこれを引っ張り続けるのも限界だったと思うので決着をつけるタイミングとしては良かったのかもしれない。そして新たに登場した刑事のキャラの動向に注目したい。

タグ:

posted at 09:13:29

2021年10月02日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年10月2日

とはいえ最後に明かされるある真相に関しては設定を効果的に使ったギャップもあり、なかなか度肝を抜かれるのではないだろうか。加えてそれまでのキャラ描写を活かした毒のあるエピローグも○。傑作とはいかないまでも、手堅くミスディレクションをきかせて驚かせてくれる良作である。

タグ:

posted at 13:59:54

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年10月2日

鳥飼作品ではお馴染みの綾鹿市を舞台に謎の指切り事件が続発する長編ミステリ。次々と起こる事件は先が読めず面白いし不規則と思われた事件を一気に整理してみせる謎解きは見応えがあるものの、指切りの真相はいずれも前例があるもので作者らしい奇想を求めるとやや物足りなさを覚えるかもしれない。

タグ:

posted at 13:59:39

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年10月2日

鳥飼否宇「指切りパズル」読了。綾鹿市動物園で行われるアイドルのコンサート中、メンバーの飯岡十羽が撫でようとしたレッサーパンダに指を噛み切られてしまう。そしてそれを機に関係者が次々に襲われて指を切断される事件が続発。チーフ警備員の古林新男は綾鹿署の谷村刑事らと共に事件の真相に迫る。

タグ:

posted at 13:59:13

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年10月2日

「処刑!血のしたたり」観了。スーパーマーケットで殺人鬼に襲われる話。まずジャケットとタイトル画面がネタバレ(泣)。とはいえ悪趣味にも程があるスプラッターとパワフル過ぎる殺人鬼、そしてあんまりすぎるオチは一見の価値あり(あとひどい殺され方のサム・ライミ兄弟とブルース・キャンベル)。

タグ:

posted at 00:08:43

2021年09月30日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年9月30日

正直ここまでの仕掛けを隠し通した技巧には脱帽の一言であり、加えて物語の着地も申し分ない。実をいうと作者の前作「絞首商會」はミステリとして光る部分はあれどそこまで評価はしていなかったのだが本作に関しては前作を大きく上回る完成度で確実に化けたと感じさせてくれる傑作と言っていいだろう。

タグ:

posted at 21:33:44

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年9月30日

それでいてミステリとしても抜かりがなく、てっきり財宝探しメインでそれにちょっとした不可能犯罪を付け加えただけの話かと思いきや終盤の謎解きでバリバリの本格ミステリへと変貌。怒涛の伏線回収と共に明かされる財宝と不可能犯罪が密接に絡み合ったばかりか奇想まで交えた事件の構図には吃驚仰天。

タグ:

posted at 21:33:27

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年9月30日

「絞首商會」で第60回メフィスト賞を受賞した作者の二作目となる時代本格ミステリ長編。まず秀逸なのは元サーカス芸人の借金取りという探偵役ユリ子のキャラでその経歴を活かした冒険活劇もさることながら彼女に触発されて徐々に自分の生き方を見直していく鞠子の成長物語としても楽しめるのがいい。

タグ:

posted at 21:33:05

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年9月30日

夕木春央「サーカスから来た執達吏」読了。大正十四年。樺谷家の三女・鞠子は莫大な借金の担保として連れ去られたばかりか借金の取り立てに来たサーカス出身の少女・ユリ子と共に「財宝探し」をすることになる。そんな二人の前に立ちはだかるのは暗号と十四年前に密室から消失した財宝の謎だった。

タグ:

posted at 21:32:32

2021年09月29日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年9月29日

但しそのサプライズが成功しているかと言われるとやや疑問で丁寧すぎる伏線が災いしサプライズはおろかオチまで透けて見えるのが難。しかしながらそれらに途中で気付いてしまったとしても作者の絶妙な語りと演出のおかげで感動的な物語は損なわれておらず最後まで安心して楽しめる良作と言えるだろう。

タグ:

posted at 23:03:24

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年9月29日

一応ミステリとしての本作の見所はコロナ禍から着想を得たと思われる未知の感染症と主人公が出会った不思議な家族がどう関わってくるのかという点なのだろうが、それとは別に実はミステリ的サプライズが幾つか仕掛けられている。

タグ:

posted at 23:02:57

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年9月29日

新興宗教といじめの板挟みになっていた幼い頃の主人公を救ってくれた不思議な家族を巡るホラーミステリ。といってもホラーとしての怖さはそれほどでもなく、どちらかというと主人公の悲惨な過去が描かれる前半からイヤミス要素を感じる人の方が多いかもしれない。

タグ:

posted at 23:02:42

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年9月29日

宇佐美まこと「子供は怖い夢を見る」読了。幼い頃、新興宗教の犠牲になって死んだ航の妹を救ってくれたのはクラスメイトの蒼人とその家族だった。二十二年後、世界に未知の感染症が蔓延しつつある中、奇跡的に生き別れていた妹と再会した航はある理由からあの家族が感染症と関わっていることを知り――。

タグ:

posted at 23:01:47

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年9月29日

次点は第一話「綺麗な脚の女」で、この手のトリックではなかなか斬新かつ、きちんとそれを活かすシチュエーションを作り上げている点が○。尤も連作としての仕掛けという点では前作より劣ると言わざるを得ないが、それでも猟奇殺人に特化したネタの見せ方に関しては前作にも引けを取らない佳作である。

タグ:

posted at 01:04:32

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年9月29日

ベストを挙げるなら第二話「首を切られた男たち」でシチュエーションの奇妙さもさることながら発見された時の状況とある人物の目撃証言の食い違いを丁寧に検証することで見えてくる意外性と首切りの理由が素晴らしい。些か苦しい部分はあるもののあえてこの仕掛けに挑戦した作者の意気込みを買いたい。

タグ:

posted at 01:04:07

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年9月29日

とある理由で続編は無理と思われていた連作ミステリ「純喫茶「一服亭」の四季」のまさかの続編。純喫茶だったのを居酒屋に、探偵役を二代目にといった変更はあるものの、扱う事件は全て猟奇殺人というコンセプトはそのままに手を替え品を替え、なぜ切断したのかというホワイダニットで魅せてくれる。

タグ:

posted at 01:03:42

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年9月29日

東川篤哉「居酒屋「一服亭」の四季」読了。密室から消失した血まみれの胴体、目撃証言と食い違う首なし死体の出現、片足を切断された男の死体、火事のあった離れで見付かった細切れの死体……鎌倉の路地裏にある居酒屋「一服亭」の女将・二代目安楽椅子(あんらくよりこ)が四つの猟奇殺人の謎を解く。

タグ:

posted at 01:02:37

@mysteryEQホーム
スポンサーリンク
▲ページの先頭に戻る
ツイート  タグ  ユーザー

User

» More...

Tag

Recent

Archive

» More...

タグの編集

※タグはスペースで区切ってください

送信中

送信に失敗しました

タグを編集しました