Twitter APIの仕様変更のため、「いいね」の新規取得を終了いたしました

麻里邑圭人

@mysteryEQ

  • いいね数 9,797/10,375
  • フォロー 1,028 フォロワー 1,647 ツイート 91,937
  • 現在地 涅槃
  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
並び順 : 新→古 | 古→新

2021年09月16日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年9月16日

前作に比べるとプロットの破天荒さはなりをひそめたものの、その代わり独特な謎と真相が何とも印象深い良作である。あと作品の内容とは全く関係ないが手紙のフォントがかなり読みづらいのが気になった。

タグ:

posted at 00:23:16

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年9月16日

本作が秀逸なのはなぜ村人達がこんなにも幸せそうなのかというホワイダニットに21世紀本格要素を盛り込んだ点もさることながらそれを大胆にも雪密室という古典的な謎と絡めてしまったことだろう。それによりトリックの成立は勿論、意外な犯人の正体にも一役買っている点はなかなか面白いものがある。

タグ:

posted at 00:22:42

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年9月16日

「報復の密室」で第13回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞した作者の二作目は入村者は必ず幸福になるという奇妙な村で起こる密室殺人の謎を扱った長編ミステリ。粗筋からは赤川次郎「善人村の村祭」を彷彿とさせるものがあるが本作は本作で作者の本職を活かした独自の真相を作り出している。

タグ:

posted at 00:22:10

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年9月16日

平野俊彦「幸福の密室」読了。栃木県芳賀野村の移住推進課に勤務する雨貝愛子が訪れたその村の人々は皆一様に親切で愛想がよく幸福そうに見えた。なぜ彼らはこんなにも幸せそうなのか。愛子がその理由を探るうち村で不審な事故死が相次ぎ、更に二重密室の村役場で彼女の知り合いの他殺体が発見される。

タグ:

posted at 00:21:01

2021年09月15日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年9月15日

とまれ受賞作としての水準は充分満たしているので「武俠小説×本格ミステリ」という点に惹かれた人は読んでみて損はない作品である。

タグ:

posted at 00:21:52

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年9月15日

とはいえ事件の調査を進める過程で見えてくる被害者の人物像によって一応フォローはされているため、そこまでひどい印象は受けないかもしれない。あと個人的には百合要素に必然性があまり感じられない点も気になったが、そこは好みが分かれるところだろう。

タグ:

posted at 00:21:38

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年9月15日

第67回江戸川乱歩賞受賞作。南宋を舞台にした本作は序盤こそ武俠小説の体裁を取っているが事件が起きてからは乱歩賞ではかなり珍しい王道の本格ミステリ展開で驚かされる。あくまで論理的に事件を解き明かしていく過程は好印象な反面、辿り着いた真相が考えられる限り最もありきたりなのがやや残念。

タグ:

posted at 00:20:45

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年9月15日

桃野雑派「老虎残夢」読了。雪が降り積もった朝、密室状況にあった湖上の楼閣で武術家・梁泰隆が息絶えていた。死因は毒死。だが泰隆の腹部には匕首が突き刺さっていた。容疑者は泰隆が呼んだ武術の達人たち。泰隆の弟子・蒼紫苑は師の仇を討つため容疑者たちを楼閣に閉じ込め犯人探しに乗り出す。

タグ:

posted at 00:20:20

2021年09月14日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年9月14日

「ジグソウ:ソウ・レガシー」観了。殺人鬼ジグソウの死から十年後、再び始まる死のゲームと次々と見付かる惨殺死体の謎。ミステリ的仕掛けとしては定番ながら凝った構成によるミスディレクションが○。それでいてシリーズファンへのサービスも行き届いており、これぞソウというのを見せてくれる快作。

タグ:

posted at 01:12:36

2021年09月13日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年9月13日

「アクアスラッシュ」観了。何者かが仕掛けた殺人スライダーで地獄絵図と化するプールの話。殺人スライダーの発想自体は面白くバラバラ死体の山を築いていく終盤の展開は秀逸だが問題はそこに辿り着くまでの過程がダルい&つまらないのが難。折角の一発ネタなのだからもっと上手く料理してほしかった。

タグ:

posted at 23:17:22

2021年09月10日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年9月10日

あと模倣犯が本家ジグソウに比べるとどうしようもなくパッとしないので仮に続編があると言われてもあまり観る気にならないのがまたアレ。

タグ:

posted at 21:26:02

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年9月10日

「スパイラル:ソウ オールリセット」の何がダメかって色々あるけれど中でも酷いものを挙げろと言われたら観ている方にはバレバレなのに劇中ではなぜかバレない(あんなに杜撰なのに!)模倣犯の正体と大した伏線も張ってないくせにラストでここぞとばかりに伏線を強調する興醒めっぷりになると思う。

タグ:

posted at 21:22:52

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年9月10日

「スパイラル:ソウ オールリセット」観了。ジグソウの模倣犯による連続警官殺しの謎。ソウらしいギミックとゴア描写は○だが模倣犯の正体に関してはある程度のミステリ読みならバレバレだろう(というか鑑識でバレると思う)。一応続編が作れる終わり方をしているものの、うーん……。

タグ:

posted at 13:23:10

2021年09月08日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年9月8日

「ザ・ハント」観了。セレブの人間狩りに一人のイレギュラーが混ざったことによる痛快な番狂わせ。あらゆる方面に喧嘩を売るのはいいがそれによりテンポのいいB級展開に若干もたつきが生じている感があるのが気になる。とはいえ終盤のキャットファイトはキル・ビルVol.2の某バトルっぽさがあって○。

タグ:

posted at 23:06:11

2021年09月06日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年9月6日

「墓地裏の家」再観了。意外にも前に観た時よりも楽しめた。とはいえ引っ越した家の地下に人外の殺人鬼がいたといういたって単純な話であるにも拘わらず所々で矛盾や超展開が発生し更に結末も意味不明なのはさすがにどうかと思わなくはない(あと全盛期の他の作品に比べてこじんまりしているのも難)。

タグ:

posted at 00:30:43

2021年09月03日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年9月3日

しかしながら問題はその後で、長らく平和な世界を築けていた理由について説明されればされるほど、そんなに単純にはいかないだろうと釈然としないものを感じてしまうのが難。結果的に良いところと悪いところが際立ってしまい、何とも言えないモヤモヤ感が残る作品である。

タグ:

posted at 17:18:47

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年9月3日

ディストピアSFを思わせる世界観の長編ミステリ。本作のメインとなる謎は主に連続死事件を引き起こすものの正体とこの世界に隠された秘密であり、その二つの謎があるシンプルな一発ネタにより明かされる構造自体はいい。

タグ:

posted at 17:18:07

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年9月3日

周木律「楽園のアダム」読了。大厄災により人類は1%未満まで減少、地球上の殆どが不浄の土地となった。生き残った人々は僅かに残った土地で人工知能カーネにより生活を制御され殺人とは無縁の平和な世界を築いていた。だがそんな世界にあるものが持ち込まれたのを機に謎の連続死が起こり始めて――。

タグ:

posted at 17:17:23

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年9月3日

どちらかというと事件にどう湯川が関わっているかという点が見所なのだろうが、それが明かされたところで「はあ、そうですか」以上のものがないため、総じてシリーズ中最も微妙な出来と言わざるを得ない作品である。

タグ:

posted at 17:16:44

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年9月3日

物理学者の湯川学が探偵役を務めるガリレオシリーズの長編。事件自体はこれまでのシリーズの中で最もありきたりなものであり、一応捻りは入れているものの本当にちょっとした捻りであり、評価が変わるほどでもないのが難。

タグ:

posted at 17:16:28

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年9月3日

東野圭吾「透明な螺旋」読了。房総沖で男性の銃殺遺体が見つかった。失踪した恋人の行方をたどると、関係者として天才物理学者の名が浮上した。警視庁の刑事・草薙は、横須賀の両親のもとで過ごす湯川学を訪ねる。愛する人を守ることは罪なのか――ガリレオシリーズ最大の秘密が明かされる。

タグ:

posted at 17:16:11

2021年08月31日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年8月31日

またラストもこの先の展開を予感させる不穏さが○で、自分の身近に起こっていても決して不思議ではないリアリティーのバランスに優れた良作である。

タグ:

posted at 21:03:39

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年8月31日

個人的に面白いと思ったのは事件を暴く側の筆頭である隣室の美女・真帆子の可憐かつ破天荒なキャラで一種の名探偵像としても見ることができるだろう。そして終盤での主人公の選択と共に明らかになるある事実からの惨劇は血生臭さの中にタイトルを象徴する美しさがあり本作最大の見せ場となっている。

タグ:

posted at 21:03:09

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年8月31日

不気味なマンションを舞台にしたホラーミステリ長編。ミステリといっても事件の構図に意外性はほとんどなく、どちらかと言えばホラー風味の、社会的弱者たちによるディストピア小説のような趣があり、事件を暴く側と隠す側のどちらにつくべきか揺れ動く主人公の心情を静かな筆致で描いている。

タグ:

posted at 21:02:50

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年8月31日

篠たまき「月の淀む処」読了。築40年のマンション・パートリア淀ヶ月に引っ越してきたフリーライターの紗季はある日敷地内で行われていた不気味な盆踊りに乱入した女が連行されるのを目撃。それを機にマンション周辺で続発する奇妙な事件の数々を隣室の美女・真帆子と共に調査することになるが……。

タグ:

posted at 21:02:34

2021年08月29日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年8月29日

あとまさかの冒頭の挨拶からのシャマランの役所が面白かったw 個人的にはシャマラン作品の中では上位に入るくらい好きかもしれない。

タグ:

posted at 21:43:04

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年8月29日

「オールド」観了。人が急速に老化するビーチに閉じ込められてしまった人々の話。どうやってビーチから脱出するのかを軸に展開しつつこんな死に方は嫌だというホラーとしての見せ場も盛り込んでいるのがいい。それでいてなぜ彼らが閉じ込められたのかというホワイダニットを絡めたミステリ的着地も○。

タグ:

posted at 21:38:52

2021年08月27日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年8月27日

その他一編目の「豚の顔をした死体」も本作の開幕に相応しいぶっ飛んだ真相が○で、全編お勧めとはいかないまでも、収録作の幾つかは人を人とも思わない系(?)本格ミステリの最先端が堪能できることだろう。

タグ:

posted at 23:48:41

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年8月27日

収録作の中で特に秀逸なのは後半の二編「死体の中の死体」と「生きている死体」でどちらも作者にしか書けない凄絶な死体を扱いつつも、前者は実際に起きた某事件を更に鬼畜にしたウップオエップな構図が、そして後者は鬼畜な構図もさることながら連作であることを活かした驚きの犯人当てが素晴らしい。

タグ:

posted at 23:47:39

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年8月27日

架空の街で起きた八つの猟奇殺人の謎を街のならず者たちが解き明かす連作ミステリ。豚の顔をした死体、折り畳まれた死体など目次に並んだタイトルを見てワクワクする読者もいるかもしれないが、さすがにこれだけ異常な謎を用意するのは作者も大変なのか中には微妙なものも幾つかあるがそこはご愛嬌。

タグ:

posted at 23:46:35

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年8月27日

白井智之「死体の汁を啜れ」読了。小さな港町、牟黒市。この街ではなぜか人がよく殺される。豚の頭をかぶった死体。頭と手足を切断された死体。胃袋が破裂した死体。死体の腹の中の死体......。推理作家、悪徳刑事、女子高生、そして深夜ラジオ好きのやくざが異常過ぎる死体ばかりの事件の謎を追う。

タグ:

posted at 23:45:39

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年8月27日

もっとも毒殺物としてみた場合、その手口はやや平凡の粋を出ていないのが気になるが、前述したホワイダニット部分がそれを補って余りあると同時に最後の犯人の行動がある種の爽快感を与えてくれる傑作である。

タグ:

posted at 17:43:05

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年8月27日

一見すると突飛に見える動機ながら作中に犯人の心の機微をさりげなく織り込むことできちんと説得力を与えるものに仕上げている点、そして満州の闇が際立てば際立つほど真相が明らかになった時に読者が衝撃を覚えるよう、あらゆる面から落差のある設定にしている点が実に秀逸。

タグ:

posted at 17:42:40

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年8月27日

勿論それは犯人の意外性を際立たせるための巧みなミスディレクションかつ演出であり、そういった技巧もさることながら何よりも本作がミステリとして優れているのはやはりホワイダニット部分――犯人の動機に尽きるだろう。

タグ:

posted at 17:42:13

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年8月27日

大戦前夜の満州で起きた連続毒殺事件の顛末を描いた歴史ミステリ長編。本作は本格ミステリではあるものの展開はハードボイルド小説に近く、探偵が調査を進めるにつれて見えてくる構図もまたいかにもそれっぽいにも拘わらず、終盤のあるシーンに至ると一転して本格ミステリに変貌する点がまず面白い。

タグ:

posted at 17:41:43

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年8月27日

伊吹亜門「幻月と探偵」読了。1938年、満州の地で革新官僚・岸信介の秘書が急死した。秘書は元陸軍中将・小柳津義稙の孫娘の婚約者で小柳津邸での晩餐会で毒を盛られた疑いがあった。岸に真相究明を依頼された私立探偵・月寒三四郎は調査を進めるにつれ、満洲の闇に足を踏み入れることになる。

タグ:

posted at 17:41:15

@mysteryEQホーム
スポンサーリンク
▲ページの先頭に戻る
ツイート  タグ  ユーザー

User

» More...

Tag

Recent

Archive

» More...

タグの編集

※タグはスペースで区切ってください

送信中

送信に失敗しました

タグを編集しました