麻里邑圭人
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- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2011年04月29日
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2011年04月29日(金)
鯨統一郎「新・日本の七不思議」読了。「邪馬台国はどこですか?」「新・世界の七不思議」に続くユーモラスな歴史の新解釈シリーズ第三弾……なのだが前二作に比べてどうもスッキリしない。舞台一つとっても終始同じバーで展開していたこれまでと違い現地調査に赴いたりと完全に外へとシフトしている。
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posted at 19:57:09
まあ、それに関してはマンネリを防ぐために仕方ないと思うが、何より釈然としないのは新解釈にこれまでの作品に見られた破天荒さがあまり感じられないことだ。個人的にこのシリーズの面白さはまず無茶苦茶な新解釈ありきで、それをいかにして本当っぽくでっちあげるかだと思っている。
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posted at 19:58:23
ちなみに解説の波多野健氏は『「邪馬台国はどこですか?」の歴史推理は誰もホントと思わない』という笠井潔の発言を引き合いに出した上で、本作はいよいよ作者が本気で歴史の異説を立ち上げかけた印象があると語っているが、その結果、従来の破天荒さが薄まったのだとしたら非常に残念でならない。
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posted at 20:00:38
また本作のラストで「真珠湾攻撃」を取り上げたことに関しても個人的には違和感を覚える。ユーモア作品の題材とするにはあまりにも重過ぎると思うのだが……。好きなシリーズの作品だけに、色々な部分が気になってしまった。
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posted at 20:02:19
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