麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2011年06月22日(水)
むしろ表題作よりもオマケの短編の方が出来がいいと思っているのは多分自分だけではないだろう。自分が読んだのは文庫版なのでボーナス・トラックを含めた倒叙物の短編三本が収録されているが、どれも表題作より確実に面白い(爆)。やはり蘇部健一はアリバイ崩しより倒叙物の方が向いていると思う。
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posted at 17:41:33
タイトルからも分かるようにアリバイ崩しに真っ向から挑んだ本作は、双子を使ったアリバイトリックであることを堂々と宣言した上でこちらの予想を裏切ってみせるという離れ業を見せてくれる……のだけど、いかんせん見せ方が下手過ぎて凄いことをやっているようには全く思えないのが難点か(爆)。
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posted at 17:40:08
蘇部健一「長野・上越新幹線四時間三十分の壁」読了。新潟のマンションで殺された男はお天気お姉さんとして人気を誇る遠藤玲奈の双子の妹、安奈の恋人だった。警察は安奈を疑うが彼女には鉄壁のアリバイが……。数日後今度は長野で玲奈の夫が殺され玲奈が疑われるが彼女もまた鉄壁のアリバイがあった。
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posted at 17:39:19
作中で作者は何度も本作の謎を整理し、これみよがしに提示してみせるが、それをまともに取り合っていたらバカを見ること間違いなしである。また困った時の神頼みよろしく、新興宗教という設定をあまりに都合よく使いすぎている点も気になる。
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posted at 13:18:52
ミステリだと思って読んだら何か別のものだったというのは湯川作品の常だが本作はこれまで自分が読んだ湯川作品の中では最もミステリしている作品である。とはいえそれも終盤になるとミステリ部分は見事なまでに放棄され、代わりに台頭する新興宗教とトンデモ科学のコンボでかなりゲンナリさせられる。
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posted at 13:18:06
湯川薫「Dの虚像」読了。道行く人々の目前で起きた奇妙な女子高生誘拐事件。捜査に乗り出したサイバー探偵・橘三四郎は誘拐された少女の父親宛に送られてきたDNA暗号で書かれた脅迫文を解明し、少女を無事救出した。だが、それから間もなく少女の父親が密室で串刺しにされた無残な姿で発見される。
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posted at 13:17:22