麻里邑圭人
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- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2011年07月17日
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2011年07月17日(日)
赤川次郎「晴れ、ときどき殺人」読了。昔、無実の人を死に追いやった。そして最近ごく身近な人の中に真犯人がいることが分かった――そんな衝撃的な内容の手紙を一人娘の加奈子に遺して北里財閥の当主・浪子は急死した。通夜当日そのごく身近な人たちが北里邸に詰めかける中、静かに殺人劇の幕が開く。
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posted at 00:01:10
オーソドックスな設定を赤川次郎が料理したらどうなるかという見本のような作品。まるで舞台劇のように進行する中、次々と発生する事件の数々にちゃんと収拾できるのか不安になってくるが、そこは赤川次郎。250ページというコンパクトな長さでさらりとまとめあげてしまう。
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posted at 00:05:17
ミステリとしても伏線がキレイに決まっていて申し分ない。唯一の不満は屋敷に迷い込んだ青年・上村が巻き込まれた事件が本編と一切関わっていないことだが、さすがにそこまで求めるのは酷というものだろう。赤川次郎にしか書けない、良質の「館もの」ミステリである。
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posted at 00:06:28
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