麻里邑圭人
- いいね数 9,797/10,375
- フォロー 1,028 フォロワー 1,647 ツイート 91,937
- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2011年09月03日(土)
ただ肝心のミステリとしてはかなり微妙。例えば粗筋にもある「呪い」の正体だが、正直これは無理がある。そのため幾ら伏線を張ったところでご苦労様以外の感想が出てこない。加えて前作以上にダルい展開、孤島である必然性のなさ、バレバレの一族の秘密と個人的には不満点ばかりが目についてしまった。
タグ:
posted at 21:52:05
前作「あなたがいない島」に続く孤島シリーズ第二弾(?)である本作の一番の笑いどころは何と言ってもミリアとユリのキャラがかぶっていると作者自身が突っ込んでいることだろう。キャラのかき分けができていないことをまさか作者自身がネタにしてしまうとは思ってもみなかった。
タグ:
posted at 21:51:39
石崎幸二「長く短い呪文」読了。わたしには呪いがかけられています――そう言い残し、少女は自分にかけられた「呪い」を解くため、そして妹の双子を助けるため一族が住む孤島へと帰っていった。少女を連れ戻すよう依頼された石崎と女子高生コンビは早速、少女を追って島へと向かうが……。
タグ:
posted at 21:50:41
但し真相自体は目新しいものではない。しかしながらトラベルミステリー物でコレを使った例は珍しいのではないだろうか。「わたし、その列車を舞台にしてミステリーを書いてみよう思いますの」という意味深な冒頭も今思えば作者から読者への宣戦布告だったのだろう。本作は企みに満ちた意欲作である。
タグ:
posted at 17:16:15
面白い。走行中の寝台特急で密室殺人が起こったと思ったら、謎の男たちにより列車がジャックされ、次の瞬間にはまさかの法廷物へと変貌する――その先の読めない目まぐるしい展開はさながらジェットコースターのよう。ノベルスで約230頁という短い頁数で良くこれだけのものを詰め込んだと思う。
タグ:
posted at 17:15:40
池田雄一「21時間02分の密室」読了。寝台特急トワイライトエクスプレスの車内で殺人事件が発生した。被害者の男性は背中にナイフを突き立てられて即死。現場となった個室は密室だった。間もなく警察による捜査が始まるが、それも束の間、突如謎の男たちの襲撃に遭い列車はジャックされてしまう。
タグ:
posted at 17:15:03