麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2011年09月29日(木)
勿論、作者の言う通りスプラッターしてはいるのだけど、それ以上に地獄の底から甦った男・氷室の言動、行動がおかしすぎておかしすぎて……(悶絶)。しまいにはこの人、何のために甦ったのか分からないし(爆)。とりあえず本作はギャグキャラ(!)氷室のためにあると言っても過言ではないだろう。
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posted at 22:15:07
至福教団事件の顛末を描いた「聖獣都市」の続編である本作について、作者は「全編これ、人肉の大花火大会(中略)心臓の弱い人は読まないで下さい。死にます」と語っているが、どちらかと言うと個人的には全編ギャグ展開で笑い死にそうだった(爆)。
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posted at 22:14:37
友成純一「凶殺都市」読了。至福教団事件から約十年。活発化した土竜の心臓により新宿区を中心に都内一円では壮絶な超常現象や通り魔殺人、大規模な自動車・列車事故が頻発していた。そんな都心に十年の歳月を経て、一人の男が土竜の心臓を叩き潰すため、地獄の底から甦ってくる――。
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posted at 22:14:04
次点は作者のミステリ観が窺える「完全犯罪あるいは善人の見えない牙」で、できればこの短編は長編「ジークフリートの剣」と併せて読むことをお勧めしたい。本作は深水黎一郎とはどんな作家かを知るには打ってつけのミステリ短編集である。
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posted at 21:32:49
本作にはそんな技巧に優れた五つの短編が収録されているが、個人的なベストは何と言っても表題作だろう。とあるバーで「わたし」が初対面の男から異様な賭けを持ちかけられるこの短編は、倉知淳の某短編にも似た、予想外の方向から来るサプライズが素晴らしい。
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posted at 21:32:30
深水黎一郎「人間の尊厳と八〇〇メートル」読了。深水作品は処女作の頃からリアルタイムで読んでいるけれど、近年の作品になればなるほど隠すテクニックに磨きがかかっているように思う。真相は勿論のこと、ミステリであることすらも伏せていて、ここぞという所で読者の度肝を抜くのだ。
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posted at 21:32:02