麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2011年10月09日(日)
第21回鮎川哲也賞受賞作。ネタ自体に新鮮味はないものの、凝ったプロットと丁寧なロジックの積み重ねがそれを上手くカバーしている。特に脚本『眼鏡屋は消えた』の基になった事件と親友の転落死を対比させ、犯人の心理を暴き出す手腕には感心した。
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posted at 22:35:08
山田彩人「眼鏡屋は消えた」読了。何者かに殴られ八年前の高校時代に記憶が戻ってしまったあたしは、親友の実綺が謎の転落死を遂げていたという事実に衝撃を受ける。実綺が残した脚本『眼鏡屋は消えた』の上演を実現し自分の記憶を取り戻す為、あたしは元同級生の探偵に事の真相を探ることを依頼する。
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posted at 22:33:25
探偵たちが各事件を分担、推理する様も楽しいが、それだけに留まらずきちんと「七人の探偵のための事件」になっている点は好印象。また所々に作者の遊び心が窺えるのも嬉しい。作者のファンであればあるほど楽しめる贅沢な作品だと思う。
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posted at 22:31:49
芦辺拓「七人の探偵のための事件」読了。小さな田舎町で続発する、住人の不審死。不甲斐ない警察に業を煮やした町民は探偵を招聘することを決意。かくして七人の名探偵が事件の真相に迫ることになる――本作は芦辺作品ではお馴染みの探偵たちが共演するお祭り企画ミステリである。
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posted at 22:31:11
小林泰三版サイボーグ009も本作で完結。最終作らしく盛り上げつつも黒い笑いを忘れないのはさすが。ただこの作者らしからぬ後味のいい終わり方だったのは少々意外。その辺りは好みが分かれる所だが個人的には最後まで一気読みできた良いエンタメだったと思う。
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posted at 22:30:03
小林泰三「人造救世主 アドルフ・クローン」読了。謎の組織『MESSIAH』が生み出した超人クローンたちとの死闘を続けるヴォルフとそれに巻き込まれた女子大生・ひとみは遂に組織の研究所へと潜入する――ダーク・オベラシリーズ、堂々の完結編。
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posted at 22:29:53