麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2011年10月12日
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2011年10月12日(水)
清水義範「こちら幻想探偵社」読了。やむを得ぬ事情で大学時代からの友人・真下と共に探偵社を始めることになったおれ。名探偵を気取る真下は本格ミステリーに出てくるような事件との出会いに胸をときめかせているようだが、実際はミステリー違いの奇々怪々な事件ばかりで……。
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posted at 21:11:23
本作が西澤保彦の「チョーモンインシリーズ」に影響を与えていると聞き、読んでみたのだが、成る程、確かにミステリとして非常に興味深い内容になっている。基本的には本作で起こる事件はSFのカテゴリに入るものだが、そんな本作をミステリたらしめているのは「幻想探偵社」所長・真下の存在である。
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posted at 21:11:57
この真下というキャラ、名探偵になりきるあまり、真相に関係なく本格ミステリ顔負けの解決をでっち上げ、事件を解決した気になるという困った性格だったりする。故にどんな事件であろうと、真下の手にかかれば本格ミステリになってしまうのである。
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posted at 21:12:14
個人的に感銘を受けたのは第二話「幽霊屋敷の時間の渦」で、新築の家に出没する幽霊の謎が真下の手にかかるとどうなるか一読の価値あり。また第四話「アリバイ崩しにご用心」でも唖然とするような解決をでっち上げてくれる。本作は西澤ファンはもとより殊能ファンにも読んでもらいたい作品である。
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posted at 21:12:45
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