麻里邑圭人
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- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2011年10月13日
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2011年10月13日(木)
歌野晶午「春から夏、やがて冬」読了。『葉桜に君を想うということ』を超える衝撃がいま――という帯の文句から多分本作を読むミステリファンの大半が『葉桜』を念頭に置くだろうと思われるが、結論から言うとそれは間違っている。『葉桜』のような驚きを求めると十中八九肩透かしを覚えることだろう。
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posted at 22:07:11
但し、それは本作が『葉桜』に劣っているという意味では断じてない。考えようによっては本作も『葉桜』同様、あるネタを成立させるために作られた物語と言えなくはないが、サプライズ重視だった『葉桜』と違い、本作はあくまで説得力重視で書かれている。
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posted at 22:07:46
故に本作を読んで巧いなと思うことはあれど、やられたと思うことはない。『葉桜』がミステリ作家・歌野晶午の代表作なら、本作は差し詰め、小説家・歌野晶午の代表作になる可能性を秘めた作品である。
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posted at 22:08:23
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