麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2012年01月15日
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2012年01月15日(日)
「推理小説でいえば、ここで犯人を推理するデータはぜんぶ出つくしたというところなのよ」最終章の手前で作者は登場人物の口を借りて読者に知恵比べを挑んでいるが、果たしてどれくらいの読者が真相を見抜くことができるだろうか。本作は正に「これを読まずしてカジタツは語れない」作品である。
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posted at 20:31:05
その量は尋常ではなく、読者は解決編を読んでいて驚き疲れるという稀有な体験をすることになるだろう。トリックの原理としては極めて単純だが、それをここまで複雑に織り込み、尚且つ解決編に至るまでひた隠しにしてきた作者の技巧と執念にはそら恐ろしいものすら感じてしまう。
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posted at 20:30:39
物語の中盤にて作者は早くも事件のある意外な構図を明らかにしてしまい、読んでいるこちらとしては驚きつつも早々と手の内を晒してしまって大丈夫なのかと思ってしまうが、そこは心配ご無用。後に控える解決編では嫌というほど驚きの事実を叩き付けられることになる。
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posted at 20:30:11
梶龍雄「龍神池の小さな死体」読了。大傑作。「おまえの弟は殺されたんだよ」母が臨終の際に遺した言葉を聞いた智一はその真相を探るべく、かつて弟が溺れ死んだ龍神池を訪ねる……。一見何の変哲もない子供の溺死事件の裏に、まさかここまで凄まじい真相が隠されていたとは思わなかった。
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posted at 20:29:44
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