麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2012年01月17日
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2012年01月17日(火)
そして、その二人の魅力を更に引き立てているのが事件の真相だ。終盤で明らかになる事件の構図は意外性もさることながら、恐ろしくも美しい愛の形として強く印象に残る。「美しく、魅力のある女性には、どこかに、いつも謎がある」とは作者の弁だが、本作はその言葉を見事に体現した本格の秀作である。
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posted at 18:57:22
梶龍雄のミステリには「郷愁の犯罪」を扱ったものが多いが、本作もまたそれに属する作品と言えるだろう。本作の主役が失踪した女優の梨花であることは、彼女を愛した人々から話を聞いていく構成を見れば明らかだが、それと同時に梨花の孫と称する少女・ユカの存在も忘れてはならない。
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posted at 18:56:45
梶龍雄「草軽電鉄殺人事件」読了。昭和34年夏の早朝、草軽電気鉄道の二度上駅付近で女優・白川梨花は忽然と姿を消した。それから24年が過ぎた夏、かつて梨花を取り巻いていた男女が軽井沢に集う中、別荘番に来た青年・雄司は一枚の肖像画が縁で知り合った少女・ユカと共に事件の調査に乗り出す。
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posted at 18:56:08
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