麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2012年01月26日(木)
表題作に関しては一点引っ掛かるところはあるものの、ミステリーズ!新人賞の佳作だけあって伏線の張り方にはそれなりに見るべきものがあった。だが、それ以降の短編になると、既視感バリバリだったり、あまりに都合が良すぎだったりと、どれも首を傾げたくなるものばかりなのがいただけない。
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posted at 21:46:10
うーん……没個性というか、悪い意味で型にはまった学園ミステリだと思う。それでも表題作はまだ芸術学部ならではの個性があったのだけど、回を重ねるごとにどんどんよくある学園ミステリと化していくのが読んでいて辛い。そして、それはミステリ部分にも同じことが言える。
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posted at 21:45:32
市井豊「聴き屋の芸術学部祭」読了。「無料で何でも聴きます。ただ聴くだけですのでお気軽にどうぞ」――そんな看板を掲げた「聴き屋」こと大学生・柏木君が芸術学部祭の最中に起こったスプリンクラー騒動と黒焦げ死体の謎を解き明かす表題作含む四つの事件が収録された連作学園ミステリ。
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posted at 21:45:06
また被害者たちを繋ぐ糸が明らかになると共に今まで隠されていたあるトリックが浮かび上がる構成が秀逸で、成る程、これが作者の語る「事件そのものの中のトリックとプロット上のトリックを噛み合わせた」結果なのかと感心した。本作は連続殺人劇というプロットに様々な企みが仕組まれた秀作である。
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posted at 16:36:11
「幻の蝶殺人事件」「淡雪の木曾路殺人行」に続くシリーズ三作目の本作は、ミッシングリンクテーマの連続殺人劇を扱った作品である。本作でまず面白いのは、作中で連続殺人の分類を試みている点だろう。その上で作者は応用ともいえる真相を提示し、読者をあっと言わせてみせる。
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posted at 16:35:41
梶龍雄「銀座連続殺人手帖」読了。友人に招かれた画廊で奈都子はそこで一枚の不気味な絵と五人の名前が並べて記された奇妙な手帳を目にする。それこそが恐るべき連続殺人劇の幕開けだった。手帳に書かれた順番通りに進行する殺人。リストの末尾に名を連ねた友人を守るべく奈都子は必死の推理を巡らす。
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posted at 16:35:15