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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2012年02月21日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年2月21日

飛鳥高「青いリボンの誘惑」読了。三谷裕は死期の近い父の健三から、昔長野の加荘市にある工場で一緒に働いていた同僚の家族が今どんな風に暮らしているか調べてほしいと頼まれる。時を同じくして、その加荘市の河原で、女教師が首を絞められて殺されているのが発見される。

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posted at 18:53:33

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年2月21日

本作については作者のあとがきが端的に言い表している。『過去に他人を犠牲にしてうまく世の中を渡ってきた男が、死期を迎えて昔のことが気になり、自分の犠牲になった人たちのその後を調べ出す。するとその「過去」がまだ生きていて、新しい悲劇を引き起こしてくるという話です』

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posted at 18:53:55

麻里邑圭人 @mysteryEQ

12年2月21日

一応トリックらしきものはあるものの、前に読んだ「細い赤い糸」に比べるとミステリ的な見所はほとんどない。しかしながら作者が描きたいことは一貫しているように感じた。「青いリボン」が象徴する過ちがその後どのような結果を齎すことになるのか。その皮肉な構図が色々と感慨深い作品である。

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posted at 18:54:47

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