麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2012年03月14日(水)
あとがきで作者は反則探偵を出したことについて謝っているが、謝るならむしろ設定だけで終わらせたことを謝ってほしいと思う。というか、今日日のミステリ読みが、この設定で怒るとは到底思えないが……。
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posted at 21:10:31
正直本作で扱っている事件はその設定を上手く活かしているとはお世辞にも言い難い。またミステリとしてみてもほとんどが後出し、話もよくある鬼畜系ラノベの域を出ておらず、結局作者が何がしたかったのかよくわからないことになっている。
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posted at 21:09:59
村田治「名探偵は推理しない」読了。名探偵とは謎を解明するシステムであり、故に初めから犯人を知っているという考えから、推理しない探偵役を登場させた点は面白いと思うが、惜しむらくはそれが完全に設定だけで終わってしまっていることだろう。
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posted at 21:09:31
更に社会派ミステリ作家が本格ミステリをバカにするシーンに関しては、わざわざ入れる必要があったのかどうか、かなり疑問。読んでいて何だか見えない敵と戦っている人を目の当たりにしたような不快感を覚えてしまった。作品の出来としては決して悪くないだけに、個人的には残念でならない。
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posted at 20:42:02
しかしながら作中で絶えず繰り返される「本格ミステリとはこうあるべき」という主張は、トリックに説得力を与えるためにある程度必要だったとはいえ、明らかにやり過ぎ。正直ここまでくると作者の独りよがりと捉えられても仕方ないと思う。
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posted at 20:40:57
自分は、本格ミステリには色々なタイプのものがあるからこそ面白いと思っている。なので、本作のような怪奇な雰囲気と残虐美に彩られたオーソドックスな本格ミステリも否定する気は全くないし、実際、乱歩をテーマにした密室のトリックに関してはかなり楽しませてもらった。
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posted at 20:40:27
獅子宮敏彦「君の館で惨劇を」読了。秘密裏に依頼を受け、難解な事件を解き明かすダーク探偵。そのダーク探偵からワトソン役の指名を受けたミステリ作家・三神はミステリマニアとして知られる大富豪・天綬在正の館へ招かれる。そこで彼を待っていたのは乱歩と正史の作品に纏わる奇怪な密室殺人だった。
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posted at 20:39:45