麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2012年07月06日(金)
その中からベストを挙げるとするなら「伊集院大介の失敗」になるだろう。所謂「雪の密室」物であるこの短編で使用されている人を食ったトリックもかなり好みだが、それ以上にトリックに気付くヒントの出し方が素晴らしい。個人的には前に読んだ短編集「伊集院大介の冒険」よりも本作の方が楽しめた。
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posted at 16:04:31
そういったエピソードの面白さもさることながら、事件の方もバリエーションに富んでおり、例えば「伊集院大介の初恋」では複数の少年たちと付き合う人妻の目的という日常の謎を扱ったかと思えば、続く「伊集院大介の青春」では学生運動の最中に起こった不可解な墜死事件を扱っている。
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posted at 16:03:51
栗本薫「伊集院大介の私生活」読了。「この本で、伊集院大介という《イイ男》を知って頂ければ」と作者が語る本作には六編の短編が収録されているが、収録作のタイトルからも分かる通り「追憶」「初恋」「青春」「一日」「私生活」「失敗」と様々な側面から名探偵・伊集院大介の人間像に迫っている。
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posted at 16:03:31
これはかなりぶっ飛んだ真相が期待できるかもと思っていたのだけど……予想に反して、悪い意味で無難なところに終わってしまった印象。どうせなら「パラドックス学園」並のトンデモを目指してほしかった。
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posted at 11:02:40
佐藤ばかりが殺されるという粗筋から「リアル鬼ごっこ」を思い出す人もいるかもしれないが、それを見越したように作中でも言及されていたのには思わず笑ってしまった。更には名前に拘るカルト教団や誇大妄想スレスレの野望を抱く危険人物が登場。
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posted at 11:01:23
鯨統一郎「タンタンの事件ファイル 横浜『佐藤さん』殺人事件」読了。佐藤が名字である人物ばかりが相次いで殺され、その犯人から「次はお前の番だ」と書かれた脅迫状を受け取った佐藤優子は、たんぽぽ探偵事務所、略してタンタンに事件の調査を依頼する。佐藤に拘る犯人の真意とは……?
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posted at 11:00:42