麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2012年09月18日
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2012年09月18日(火)
横山秀夫「第三の時効」読了。殺人事件の真の時効に罠を仕掛けた表題作ほか法廷で突然アリバイを主張した被疑者「沈黙のアリバイ」監視の密室から逃れた容疑者の謎「密室の抜け穴」過去に起きた青酸カリ毒殺事件を追う「ペルソナの微笑」一家三人刺殺事件を巡る「モノクロームの反転」の全六編収録。
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posted at 21:24:12
全編ハズレなしの傑作。本作は基本的にF県警強行犯係の三人の班長――朽木、楠見、村瀬が何らかの形で事件を解決する警察小説だが、一方でその三人の班長をそれぞれタイプの違う名探偵としてみることも可能である(朽木は「理詰め型」、楠見は「搦手・謀略型」、村瀬は「閃き・天才型」)。
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posted at 21:24:39
故に本作では様々な捜査(推理)を堪能することができる。そして極めつけは「モノクロームの反転」における、朽木率いる一班と村瀬率いる三班の競演だ。正に至れり尽くせりの短編集と言えるだろう。収録作はどれも秀逸だが、個人的なベストを選ぶなら「ペルソナの微笑」。
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posted at 21:24:57
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