麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2012年10月29日(月)
その他、印象に残ったものだと不良少女にかけられた強盗の嫌疑を探偵志望の少年が解き明かす「さよならシンデレラ」。この短編は蘇部健一が書きそうなバカミス(!)で、多分「六とん」に収録されていても違和感はないだろう(爆)。
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posted at 22:30:33
「アイランド」の真相は某国内作家Sの長編を彷彿とさせるものの、見せ方はこの作者ならではのもの。一方「悲しみの子」は二つある仕掛けのうち一つは分かりやすいが、もう一つがそれを巧くフォローしているのが○。
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posted at 22:30:11
本作を読んでまず感じたのは七河迦南という作家の引き出しの多さであり短編ごとに文体や構成を変えて技巧の限りを尽くしている。それまで見えていた絵がラストで反転する快感は収録作の大半に共通しているが個人的には「瓶詰の地獄」から発想を得たと思しき「アイランド」と「悲しみの子」を推したい。
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posted at 22:29:45
七河迦南「空耳の森」読了。前作「アルバトロスは羽ばたかない」でミステリ読みの度肝を抜いた作者の新作はバラエティ豊かな九編を収録したノンシリーズ物ミステリ短編集……かと思いきや、収録作の中には「アルバトロス~」の後日談もあるため、「アルバトロス~」未読の方は要注意。
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posted at 22:29:12
ある手掛かりに気付けば何てことのないシンプルな真相なのだが、それにおいそれと気付かせない、さりげない描写が巧い。また捨て推理ではあるものの、この世界ならではの要素を取り入れているのも地味にポイントが高い。
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posted at 17:47:57
本作は所謂ジュブナイルものに属する作品だが、ジュブナイルだと侮るなかれ。密室、限定された容疑者、推理対決に読者への挑戦とミステリ読みなら心くすぐられる要素が盛り沢山なのもさることながら、何よりもよくできたパズラーであることに感心した。
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posted at 17:47:36
新庄節美「名探偵チビー 雨あがり美術館の謎」読了。動物たちが住む平和な町、五月の風市で大事件が発生。密室状態の美術館から名画『ハリネズミのほほえみ』が忽然と消え失せたのだ。この奇妙な事件に名探偵の子ネズミ・チビーと助手の子ネコ・ニャットのコンビが挑む。
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posted at 17:47:13