麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2013年01月20日(日)
そして、いつもならサイボーグ女将・リリー様が最後に美味しい部分を全て持っていくところだが、今回に限っては珍しく最後まで花咲か爺さんが大活躍する。言うなれば本作は変態スペオペと日本昔ばなしの夢の共演(狂演?)ともいうべき怪作なのである(意味不明。けど読めば分かります)。
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posted at 19:23:01
「ブラック・ホールも平手で叩き落とす」が売り文句のプレッジ・スミスさんの活躍はお預け状態だし、シリーズ二作目「恐怖の暗黒魔王」に引き続き魔王の忠実なる側近であり四天王の一人・竜神童子が再び登場するも、残念ながら今回も見せ場一切なし(涙)。
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posted at 19:22:35
……と粗筋はえらく仰仰しいが読み終わってみれば花咲か爺さんしか覚えていない(爆)。というか何でスペオペに花咲か爺さんが出てくるのか意味不明だが、それこそが友成クオリティ。ぶっちゃけヴァニスで花咲か爺さんが終始大暴れして、その合間にバカ同士のバトルがちょこちょこあった印象しかない。
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posted at 19:22:14
友成純一「戦闘娼妓伝」読了。反世界主義分子を統率し銀河連邦に反旗を翻す、民主主義の魔王ことプレッジ・スミス。その魔王の所在を探るべく、銀河の辺境ヴラド星域へやってきた密偵娼妓船ヴァニス。宇宙の命運を賭けた魔王軍団と戦闘娼妓たちの戦いの火蓋が今、切って落とされようとしていた――。
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posted at 19:21:59
個人的に感心したのは伏線をキャラ描写に巧く溶け込ませている点で、事件の構図も定番ではあるが、非常に効果的。ボトルネックとは全く違った物語ではあるが、この作者らしい苦味の混じった本格ミステリの秀作だと思う。
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posted at 16:37:12
本作は帯を見ると版元が同じためか「ボトルネックの感動ふたたび」とあるが、意外にも(?)真っ当な本格ミステリだったことに驚いた。これがボトルネック系なら超自然現象&突き放した結末で終わるところだが、謎にはきちんと合理的な解決が与えられ、結末も仄かな希望が存在する。
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posted at 16:36:48
米澤穂信「リカーシブル」読了。父が失踪したのを機に母の故郷に引っ越してきた姉ハルカと弟サトル。だがそれから間もなく弟は予知能力を発揮し始め姉は「タマナヒメ」なる町の伝説とそれに纏わる奇怪な死の数々を知ることになる。この町はどこかおかしい――。
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posted at 16:36:29