麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2013年03月11日
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2013年03月11日(月)
折原一「摸倣密室」読了。「ウヒョッ。密室だ、万歳」――三度の飯より密室が大好きな黒星警部が遭遇した七つの密室を収録した連作ミステリ。「七つの棺」もそうだが、くだらないパロディギャグとしょーもないトリックで読者を脱力させるのがコンセプトという点では「六とん」にも通じるものがある。
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posted at 21:19:53
そんな中でミステリとしてもはっとさせるものがあったのは、消防隊が消火した物置の中からバラバラ死体が発見される「北斗星の密室」で、某古典ミステリのパロディとはいえ堂々とある行為をやってのけたところがいい。その一方で黒星のあんまり過ぎる推理には思わず吹いてしまった(笑)。
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posted at 21:20:40
あんまり過ぎると言えば、横溝正史を読みすぎた男(!)が「本陣殺人事件」のトリックを使って憎い叔父を亡き者にしようとする「本陣殺人計画」もなかなかのもので、二転三転した末、待ち受けるバカすぎるオチ(誉め言葉)は一読の価値あり。
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posted at 21:21:02
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