麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2013年05月12日(日)
また終盤は一転して倒叙物のような展開になり、犯人をじわじわと追い詰めていく女刑事のサドっぷり(?)が堪能できるのも○。一部、仕掛けの必然性に疑問が残るものの、それ以外の部分で見るべきところが多い良作である。
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posted at 19:40:35
密室トリックにしろ暗号にしろ、作者が自信を持つだけあってよく練られているが、それ以上に目を惹くのがミスディレクションの巧さだろう。特にあるものに関してはミスディレクションの方がメインじゃないか思えるほどの凝りようで、つくづく感心させられる。
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posted at 19:40:09
日下圭介「笛の鳴る闇」読了。奥秩父にある山荘の地下室で半裸状態の若い女の絞殺体が発見された。発見時、現場は完全な密室状態で、死体の回りにぶちまけられた青いペンキの海にはあるべきはずの犯人の足跡が存在しなかった。更に被害者は平将門伝説を示していると思しき暗号を残していて……。
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posted at 19:39:32
また名探偵が挑むにしては事件に花がなく、動機も前例ありなのがいただけない。更にガジェットやメタ要素にしても雰囲気作り以上の効果はなく、必然性に乏しいのが残念。作者曰く「名探偵がいるから殺人事件がおこる世界」を描きたかったとのことだが、それなら、もっと独自性を出してほしかった。
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posted at 19:39:02
第二回富士見ヤングミステリー大賞「竹河聖賞」受賞作。本作もまた「名探偵」テーマを扱った作品であり、そこに「竹河聖賞」らしくファンタジー要素を盛り込んでいるのが特徴。だが、本作での名探偵に対する扱いは定番の域を出ておらず、目新しさは一切感じられない。
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posted at 19:38:14
上田志岐「ぐるぐる渦巻きの名探偵」読了。ぐるぐる渦巻きの中心では全ての謎が謎でなくなりそこにはどんな難事件でも解決できる名探偵が住んでいる――ある日、女子高生の加奈子は迷い込んだ古びた洋館で《カタリ屋》と名乗る不思議な人物と知り合うが、それから間もなく連続殺人に巻き込まれて……。
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posted at 19:37:26