麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2013年07月19日(金)
ところで本作の帯には何故か「著者の初短編集」とある不思議。「ホラー×ミステリー」という意味合いだとしても、別に収録作の全てがそうというわけでもないしなあ……。
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posted at 22:42:04
にも拘わらず、そこで示される展開と真相は石持浅海にしか書けない内容なのが非常に面白い(あと探偵役が完全に碓氷優佳)。その他、表題作がホラーミステリっぽい味わいだったが、後で初出がSFアンソロジーの「NOVA」と知ってちょっと意外に思った。
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posted at 22:40:51
一部の設定に某作との関連性も見られるが、この世にも奇妙な物語にありそうなヘンテコ話(非ミステリ)はある意味石持浅海の新境地と言えるかもしれない。また「院長室」も二階堂黎人企画のミステリアンソロジーの一作だっただけあって、緊急推理解決院という設定だけ見れば極めて石持浅海らしくない。
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posted at 22:40:28
収録作は基本的にはいつもの石持浅海らしい、ひたすら議論で進行するミステリなのだけど、中には本作ならではの変わり種も存在する。その一つが「黒い方程式」で、一人の主婦がトイレに現れたゴキブリを撃退するために殺虫剤を使ったことからまさかあんなトンデモ展開になるとは思わなかった(驚愕)。
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posted at 22:39:59
石持浅海「三階に止まる」読了。いつも三階で止まるエレベーターの謎を描いた表題作を始め、女子更衣室の覗きをしていたらしい男子生徒が殺害された事件を巡る「壁の穴」、二人の自殺志願者が廃墟になった工場跡で見付けた死体について推理する「心中少女」など八編を収録したノンシリーズ短編集。
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posted at 22:39:28