麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2013年08月01日(木)
また最後に明らかになる「完全犯罪」計画にしても島田荘司がやりそうな大胆なもので、それを成立させる伏線も実に抜かりがない(あと死体損壊の理由が島田荘司の某作品オマージュと思ったのだが、それはさすがに深読みし過ぎだろうか?)。
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posted at 19:54:35
その後も「デッドマン」の構成を踏襲しつつ、先述したような不可解な謎の連打でぐいぐいと惹き付けてくれる。途中明らかにされる過去の事件では、ある登場人物の設定が絶妙なミスディレクションになっていたことに気付かされ、思わず唸らされた。
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posted at 19:54:21
「デッドマン」で横溝賞を受賞した作者の二作目。前作でも「占星術殺人事件」に挑戦するなど島田荘司作品に対するリスペクトが見られたが、それは本作になって一段と顕著になり、冒頭から「山奥に存在する東京にあるはずの我が家」という何とも魅力的な謎をぶちまけてくれる。
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posted at 19:54:07
河合莞爾「ドラゴンフライ」読了。山奥で東京にあるはずの我が家を見付けた男。多摩川で発見された、臓器を抜き取られ、黒焦げにされた男の死体。幻の巨大トンボ。死者からの電話。ダムに沈む村の秘められた過去……再集結した鏑木率いる特別捜査班が突き止めた驚くべき「完全犯罪」計画とは?
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posted at 19:53:56
唯一の例外が性同一性障害を持つ男子小学生が謎の男に追われる「黄色いリボン」で、ある現象との絡みに関しては巧くいっているとは言い難いものの、子供視点にしたことで真相の意外性を高めることに成功している。できれば全編「黄色いリボン」くらいのクオリティーでやってほしかった。
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posted at 12:56:42
本作の収録作は基本的に高速バスの事故にイジメ問題、ヤラセの新人賞、少年たちによるホームレス襲撃といった昨今話題になった実在の事件を元にしており、それにどんでん返しを絡めたのはいいのだけど、残念ながらそのほとんどが予測の範疇に留まってしまっているのが難。
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posted at 12:54:50
中山七里「七色の毒」読了。「切り裂きジャックの告白」に登場した犬養隼人刑事が、色に纏わる事件に挑む連作短編集。高速バスの事故に隠された真相「赤い水」、ヤラセで新人文学賞を獲った芸能人がナイフを突き立てられた死体となって発見される「白い原稿」など七編収録。
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posted at 12:54:23