麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2013年08月10日(土)
更に最後に明かされる動機にしても奇をてらったのが完全に裏目に出てしまっており、結果的には前作よりも良くなった点と悪くなった点が半々といった印象。ただミステリとしてお勧めするなら前作よりも本作の方を推したい。
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posted at 17:24:28
思うに練習試合のパートを削ってその分を舞台や人物紹介に当てた方が良かったのではないだろうか。一方、売りであるロジックに関しては前作よりも強度が増しているのは○だが、犯人を追い詰める決め手となるものを知ってしまうと、別にここまでねちっこくやらなくても……と思ってしまう。
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posted at 17:24:09
「体育館の殺人」で鮎川哲也賞を受賞した作者の二作目。舞台設定に難ありだった前作に対し、本作ではきちんと舞台設定を効果的に活かしており、そこは好感が持てる反面、展開が苦しいプロローグと登場人物を一気に出しすぎてさっぱり頭に入ってこない第一章は大いに検討の余地あり。
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posted at 17:23:39
青崎有吾「水族館の殺人」読了。夏休み、風ケ丘高校新聞部の面々は取材で訪れた水族館で、巨大水槽の中のサメが飼育員に喰いつくというショッキングなシーンを目撃する。後の調べで飼育員はサメに喰いつかれる前に何者かに殺害されていたことが判明。更に容疑者全員にアリバイがあることが分かり……。
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posted at 17:23:17
特に感心したのは恋人探しのフーダニットを扱った「夏の終わりの日」で、ミスディレクションの巧さもさることながらキャラの特徴を活かした気付きからの構図の反転が綺麗に決まっている。その他の短編もネタ自体読めるものでも伏線の張り方で見るべき所があるのが○。
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posted at 13:51:08
恋愛小説と日常の謎を融合させたシリーズの二作目。構成的には前作とほとんど変わらないものの、前作が途中で恋愛小説にシフトしてしまったのに対し、本作は最後まできっちりとミステリをやっているのに加え、全体的に前作よりもミステリ度が上がっているのが好印象。
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posted at 13:50:47
岬鷺宮「失恋探偵ももせ2」読了。ミステリ研の部室を根城に、恋に破れた人のために失恋の真実を調べる学校非公認の探偵活動――失恋探偵。両想いとしか思えない状況で振られた女生徒、想い人が十五年前の日誌に残した暗号、恋人探しのフーダニット、スタジオに隠された好意の痕跡の四つの謎に挑む。
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posted at 13:50:17