麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2013年12月21日(土)
ただ個人的な好みで選ぶなら信長のお気に入りである森蘭丸を秘かに想う一人の女中を描いた第五話「近くで見ていた女」。その重すぎる愛には思わずウップオエップとなること請け合いで(爆)オチも女の独り善がりぶりがよく出ていて○。全体的にミステリと思わずに読んだ方が楽しめる短編集である。
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posted at 17:22:39
一応最終話で明かされる「本能寺の変」の真実にしても歴史の新解釈としての面白さはあるものの、ミステリ的な読みどころはあまりないだろう。むしろミステリとしてはコンゲーム的な面白さのある第二話「ふたつの道」の方を推したい。
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posted at 17:22:21
本作の粗筋をみると全編に亘って「本能寺の変」の真実に迫っているかのように思えるが、実際真実に迫っているのは第一話「最後の姿」と最終話「本能寺の夜」の二編のみで、あとは人情話だったり、ホラーだったりとバラエティに富んだ内容となっている。
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posted at 17:21:57
岡田秀文「本能寺六夜物語」読了。「本能寺の変」より三十余年、山寺に集められた六人の男女によって語られる六夜物語。様々な形で「本能寺の変」に関わった彼らの話は、やがて事変の裏に隠された驚くべき真実をも明らかにする。彼らは一体何に関わり、何を知ってしまったのか?
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posted at 17:21:28
但し連作としての纏めが少々いただけない。まずこれをやるには明らかに描写不足であり、そのせいで最終話からの展開がどうにもぴんとこない。加えて最後に明かされるある事実に関しても、これを出した段階である程度予想できてしまうのが難。
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posted at 00:53:29
大正時代の帝都を舞台に名探偵を目指すお嬢様とお抱え俥夫のコンビが数々の難事件に挑む連作短編集。各事件の真相自体は他愛ないものばかりだが、手掛かりの提示の仕方にこなれた印象を受ける。唯一例外なのは「魔炎の悪意」で、ありがちな話に一捻り加えた展開や、犯人が事件を起こした動機が面白い。
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posted at 00:52:52
伽古屋圭市「帝都探偵 謎解け乙女」読了。ホームズに憧れ名探偵になることを宣言した令嬢とお抱え俥夫が巻き込まれる事件の数々。死んだ友人から届いた手紙。密室から消えた西郷隆盛像。未来から来たと主張する男。一年前に密室で焼死した筈の夫の出現。更に二人に纏わるある事件も関わってきて……。
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posted at 00:51:48