麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2013年12月30日(月)
とはいえ短編の出来にばらつきがあるのが難ではあるものの、連作の仕掛けを考えるとそこまで求めるのは少々酷な気もする。むしろ自分としては問題作ではなく、テクニカルな連作本格ミステリの秀作として本作を評価したいと思う。
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posted at 17:41:58
座談会ではトリックのためのトリックが駄目という話だったが、個々の謎にある仕掛けを絡めて意外性を出すのはよくあることだし、一番のメインである連作の仕掛けにしても、それが明かされることにより、ちゃんと物語に広がりを与える結果に繋がっている。
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posted at 17:38:03
「本格ミステリー・ワールド2014」の黄金の本格ミステリー座談会で本作が問題作として挙げられていたので読んでみたのだけど、結論から言うとどこが問題作なのかよく分からなかった。勿論問題作である理由は説明されていたが、そのタイプの本格は別に本作に限った話ではない。
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posted at 17:37:51
蓮見恭子「拝啓 17歳の私」読了。空手部に所属する女子高生たちの日常に潜む謎の数々。校内の空手大会応援ポスターが何者かに破かれる「被写体は初夢の彼方に」、存在しない野球部員の謎「炎暑の怪談咄」、空手部員の盗撮事件「花曇りの頃の憂鬱」など六編収録。
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posted at 17:37:31
その一方で「野鳥とUFO」は「紺碧の墓標」に比べるとバランスが良く、加えて事件の背景に韓国の社会情勢を違和感なく取り入れているのも○。突出した内容ではないものの、堅実に纏まった一編である。
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posted at 17:37:16
本作に収録された二編とも野鳥が事件のキーを握っている他に、事件性があるかどうか分からない出来事から意外な構図が明らかになる構成になっているが、どうも「紺碧の墓標」に関しては丁寧に描き過ぎたせいか、途中で真相がほとんど読めてしまうのが難。
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posted at 17:36:28
碇卯人「杉下右京の冒険」読了。ドラマ「相棒」のオリジナル小説第二弾。三宅島で不審死した釣り人を巡る「紺碧の墓標」、韓国で博物館館長が目撃したUFOの正体に迫る「野鳥とUFO」の二編収録。
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posted at 17:35:50