麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2014年02月11日(火)
この真相は一見無茶なように思えるが、随所に盛り込まれた工夫とロマンティシズム溢れる演出でそれを見事にカバーしている点に作者の力量のほどが窺える。本作は、ほとんど綱渡りとしか思えないこの真相を作者がどう成立させるかが見所の作品である。
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posted at 18:41:14
交換殺人に男女の運命的な出逢いを絡めた秀作。基本的に男側の視点で物語が進行するため倒叙ミステリ的な趣があり、完璧に思えた犯罪計画が崩れていく様も見応えはあるものの、それ以上に最後に明かされる真相が素晴らしい。
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posted at 18:40:55
夏樹静子「第三の女」読了。雷鳴とどろく晩秋のフランスのホテルで出会った男女。運命に導かれるようにお互いの殺したい相手を打ち明けた二人は、その夜ベッドを共にしつつも別れてしまう。やがて帰国した男を待っていたのは、自分の殺したい相手があの女に毒殺されたという事実だった。
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posted at 18:40:41
しかしながら少女の正体が明らかになって以降は、てっきりアリバイ崩しがメインになるかと思いきやそんなこともなく、ただ一方的に犯人が追い詰められていくだけの展開になってしまっているのが残念。個人的にそこはもう少し捻ってほしかった。
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posted at 18:40:31
凝った構成で魅せる良作。章が終わるごとに挿入される少女のモノローグがいい感じでサスペンスを盛り上げると同時に巧いミスディレクションとなっており、真相を知った後に読み返してみると、その伏線がかなり早い段階からさりげなく張られていたことに驚かされる。
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posted at 18:40:04
今邑彩「少女Aの殺人」読了。深夜放送の人気DJ・新谷可南の許に「F女学院の少女A」と名乗る人物から手紙が届く。その内容は養父からの性的虐待に悩む少女が殺人を示唆するショッキングなものだった。可南が調べたところ家庭環境が該当する生徒は三人。やがてそのうちの一人の養父が殺されて……。
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posted at 18:39:51