麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2014年02月17日(月)
もっとも動機に関しては少々専門知識が必要になるが、これはこれでびっくりさせられる。ある意味人を選びそうなネタを扱っていながら、それを美しい物語へと昇華させてしまう作者の技巧に唸らされる作品である。
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posted at 23:09:11
大胆としか言いようがない真相に唖然とさせられる秀作。この真相に近いことを作者は別の作品でもやっているが、本作もまた読み返してみると、かなり際どいことをやってのけている。そして何より秀逸なのは、この奇妙な状況を納得させるだけの真相をきちんと提示していることだろう。
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posted at 23:08:53
夏樹静子「黒白の旅路」読了。君と、死にたいな――大学生の立夏子は不倫相手の男と伊豆の山奥で睡眠薬を飲み、永遠の眠りに就くはずだった。だが立夏子が心中に失敗し目覚めると、何故か傍らの男はナイフを突き立てられて死んでいた。警察から殺人容疑で追われつつも立夏子は犯人探しに乗り出す。
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posted at 23:08:43
一方、後者は不可解な謎を演出することで本当の狙いをミスディレクションさせる点が巧みで、謎の解決と共に反転する構図が実に鮮やか。その衝撃は「Q.E.D.」の某作を彷彿とさせる。
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posted at 13:26:36
収録作四編のうち物語としての面白さなら「バッグストーリー」、ミステリとしての切れ味なら「その朝、8時13分」になる。前者はオチへ繋げる伏線の上手さもさることながら、あえて理知的な森羅と比較することで人間味あるオチを際立たせている点が秀逸。
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posted at 13:26:15
加藤元浩「C.M.B.」25巻読了。イタリア・フィレンツェにて老鞄職人が手掛けた逸品を巡り、森羅と雑貨商の新人が考える人に纏わる謎かけに挑む「バッグストーリー」、毎朝決まった時間に同じ光景を見る不可解な現象に男が悩まされる「その朝、8時13分」他二編収録。
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posted at 13:25:58
今回収録された二編はどちらもネタとしては小粒ではあるものの、盲点をついたワンアイディアで前向きな話を作り上げている点が好印象。個人的な好みで選ぶなら「坂道」で、「スプリング・ハズ・カム」のような青春ストーリーと駕籠真太郎の某作を思わせる漫画ならではの見せ方が楽しめる一編である。
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posted at 13:24:59
加藤元浩「Q.E.D.」47巻読了。研究所から機密ファイルを盗んだ犯人探しにNPクラスを絡めた「陽はまだ高い」、かつてクラスで起きた携帯ゲーム機盗難事件の犯人として疑われた少女が、数年後の同窓会で唯一、自分の無実を信じてくれ可奈にその理由を尋ねる「坂道」の二編収録。
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posted at 13:24:47