麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2014年02月23日(日)
夏樹静子「77便に何が起きたか」読了。羽田発福岡行きの旅客機77便が爆破され乗客51名が全員死亡した。その後の調べど乗客のうち四名が千葉県T市の住人だったことが判明するが接点は全くなかった……表題作のほかクリスティの名作を意識した安楽椅子探偵物「ローマ急行殺人事件」など五編収録。
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posted at 17:28:44
「密室航路」同様、乗り物にまつわるミステリ作品集。表題作はミッシングリンク物の様相を示しつつも最終的に明らかになる様々な人間模様が印象的。ソ連客船から女子大生が姿を消す「ハバロフスク号殺人事件」は社会派テーマをやりすぎたせいで、その後の反転があまり効果を上げていないように思える。
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posted at 17:29:41
「特急夕月」と「山陽新幹線殺人事件」はどちらもアリバイトリックを扱った作品だが前者はブラックユーモアとして、後者は一部のミステリ読みに対する皮肉として書かれている点が面白い。最後の「ローマ急行殺人事件」はオーソドックスな本格と見せかけて、アンチミステリ的側面もある点が秀逸。
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posted at 17:29:53
黒田研二/前川かずお「逆転裁判」全5巻再読了。同名ゲームの漫画版だがストーリーは全てオリジナル。ベストはやはり蜘蛛マニアの男が住む「蜘蛛屋敷」で起きた怪事件を描いた「逆転の死刑台」で、漫画であることを効果的に活かしたバカトリックが実に強烈。
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posted at 19:14:06
トリックだけ取り出せばかなり無茶ではあるが、その一方でそれを成立させるための様々な苦心の跡が光っている。次点は衆人監視の着ぐるみショーで起きた不可能犯罪「逆転のショータイム」で、世界最小の密室とも言うべき着ぐるみの中の殺人は謎のインパクトとしてはシリーズ随一。
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posted at 19:14:29
とはいえトリック的には「逆転の死刑台」に比べると小粒ではあるものの、巧みに着ぐるみの盲点をついている。その他、占いブースでの殺人事件を扱った「逆転の預言書」もトリックの大胆さという点では「逆転の死刑台」にも引けを取らない一編である。
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posted at 19:15:09
黒田研二/前川かずお「逆転検事」全4巻再読了。同名ゲームの漫画版だがストーリーは全てオリジナル。ベストは映画の試写会が行われたホテルでヒロイン役の女優が殺される「銀幕の逆転」で、フーダニットとホワイダニット両面において力が入った作品に仕上がっている。
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posted at 19:15:49
フーダニットは靴のロジックもさることながら、ケーキにまつわるさりげない手掛かりの出し方が巧い。またホワイダニットにしてもただ明らかにするだけではなく更にもう一捻り加えている点が素晴らしい。
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posted at 19:16:09
次点は怪盗に狙われた美術館で警備員が殺される「逆転ミュージアム」で、大胆なトリックと漫画ならではの手掛かりの見せ方が秀逸。その他、探偵役の名推理が際立つ第一話「逆転のコスチューム」も何気に技巧面で見逃せない作品である。
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posted at 19:16:45