麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2014年02月26日
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2014年02月26日(水)
谷瑞恵「異人館画廊 盗まれた絵と謎を読む少女」読了。英国で図像学を学んだ千景は祖父の死を機に戻ってきた日本で、ある盗難絵画の鑑定を依頼される。その絵画は死を招くと言われており事実、絵画を盗んだ犯人は謎の死を遂げていた。更に依頼の仲介者は昔から気の合わない幼馴染みの透磨で――。
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posted at 22:56:01
微妙。内容紹介には呪いの絵画を巡る美術ミステリとあるが、ぶっちゃけ美術にしろミステリにしろうわべしか描いておらず、むしろそれらの要素はヒロインと気の合わない幼馴染みの仲が進展する過程を盛り上げるためのただの道具立てに過ぎない。
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posted at 22:56:41
肝心の図像学にしても黒魔術か何かと勘違いしているかのようないい加減な扱いだし、思わせ振りに描かれる過去の誘拐事件の真相もあまりのしょーもなさに逆にびっくりさせられる。間違っても美術ミステリとして読んではいけない、あくまでそれ風味のキャラ小説として読むのが吉な作品である。
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posted at 22:57:10
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