麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2014年04月20日(日)
それに付随するある事実の隠蔽が巧かっただけに、非常に残念でならない。とはいえ真相に迫る過程で関わった人々の心の謎を解き明かして感動を演出する手際など見るべきところもあるので、ある程度割り切って読める人にのみお勧めしたい。
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posted at 20:38:12
「伽羅の橋」で第二回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞した作者の二作目である本作だが、まずメインとなる異様な死体の真相が不自然なのが難。この真相をやるなら、そう見えるからそうするよりも先に肝心のものが用意できなかったからとするのが自然なのではないだろうか。
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posted at 20:37:58
叶紙器「回廊の鬼」読了。老健施設「さんざし苑」の入所者・成田正三の妻は昨年、自宅のベランダで全身緑色の服を着て、両手の爪が剥がれ、額に大きな角を生やした不審な遺体で発見されていた。それ以来、固く閉ざした彼の心を融かすため、介護職員の四条典座は妻の死の謎に迫る。
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posted at 20:37:45
恐らく作者的には本格であるより先に物語を優先したと思われるが、その物語にしても描写に凝りすぎて展開の冗長さは否めない。唯一、主人公の息子が落ちた穴を突き止めるまでの過程にはミステリ的な面白さとテンポの良さを感じただけに、できればそれを全体的に活かしてほしかった。
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posted at 19:55:56
本作は作者久々のミステリだが、本格かと言われると些か疑問が残る。というのも本作は物語としての伏線は丹念に張ってあってあるのに対し、真相を示すミステリとしての伏線に関しては所々ぼかされているのだ。
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posted at 19:55:46
道尾秀介「貘の檻」読了。かつて信州の寒村で父が犯したとされる殺人に関わり、行方不明だった女が私の目の前で電車に轢かれて死んだ。何故女は今になって私の前に現れたのか? 真相を求めて惨劇の起こった村へと息子を連れて訪れた私を、次々と異様な出来事が襲う。果たして誰が誰を殺したのか?
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posted at 19:55:34