麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2014年04月26日(土)
また動機に関してはキャラの掘り下げが足りないためにイマイチ説得力がないのが残念。とはいえキャラ小説としてはなかなか面白いし、ミステリ読みの琴線に触れる部分もあるので、両方に興味がある人は読んでみてもいいかもしれない。
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posted at 17:10:30
特に感心したのは絵画盗難に加担する理由に迫る二章で、「女には向かない職業」のあるシーンを絶妙な気付きとして活かしている点が秀逸。メインであるシャーロック・ホームズの事件に関しては前例のあるトリックを使っているのが難だが、構図がそれを巧く補っている。
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posted at 17:10:15
一言でいえば、アンダーグラウンド版「ビブリア古書堂」。「さらば愛しき女よ」「女には向かない職業」といった作品に纏わる常連客の謎を主人公の六彦が解き明かしていく。あとがきで作者は本格ミステリを書こうとしたらNGが出たと語っているが、謎解きのプロセスは充分本格の範疇ではあると思う。
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posted at 17:10:01
八重野統摩「犯罪者書館アレクサンドリア~殺人鬼はパピルスの森にいる~」読了。殺し屋を始めとする反社会的な人間だけが利用する犯罪者書館。その店でひょんなことから働くことになった大学生・神田六彦だったが、その一方でシャーロック・ホームズを名乗る殺人鬼によって常連客が消され始めていた。
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posted at 17:09:49
だがその一方で前二作の設定に縛られ過ぎて話に広がりがあまり感じられない、言い換えれば物語として非常に窮屈な印象が否めないのが難。一部では本作が最終作という話もあるが、確かに展開的にはこれが限界なのではないだろうか。
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posted at 17:09:13
「リライト」から始まるシリーズ三作目である本作は前作「リビジョン」よりも密接に過去作に絡んだ内容となっている。核となるネタ自体はシンプルというか、恐らく本作は出版に纏わるあるネタから話を膨らませたと思われるが、そこからこれだけ複雑な物語が作り出せるのは素直に感心させられる。
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posted at 17:08:57
法条遥「リアクト」読了。1992年秋、西暦3000年からきたタイムパトロールの少女ホタルは過去が見える能力者・坂口霞との遭遇を機に岡部蛍という作家が書いたSF小説「リライト」に疑問を抱く。作中で2年4組の同級会が開かれた2000年に向かったホタルは恐るべき真実に近付いていく。
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posted at 17:08:16