麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2014年05月15日(木)
しかしながら、その展開そのものが作者の罠であり、おかげでベタな仕掛けながらまんまと騙されてしまった。但しミステリとしてみると明確な伏線はなく、また最初の方にアンフェアな記述があるのが気になる。とはいえ物語としてはまだ始まったばかりなので、今後の動向に期待したい。
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posted at 20:59:36
「Kanon」や「MOON.」のシナリオライターとして知られる久弥直樹の長編小説デビュー作。内容紹介には学園ミステリーとあるが、どちらかというと伝奇ファンタジーの色合いが強く、特に中盤の展開などは「Kanon」の舞シナリオそのままで読者によっては思わず遠い目になることだろう。
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posted at 20:59:05
久弥直樹「サクラカグラ1」読了。僕が誰に殺されたのか知りたい――月深学園高等部一年生・上乃此花は夕暮れの旧校舎の屋上で幽霊の少年からそう告げられた。乗りかかった船で犯人探しを始めた此花はやがて学園に隠された非日常を垣間見る。一方、夜な夜な学園で「悪」と戦う一人の少女がいた――。
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posted at 20:58:52
次点は自殺場所を探していたヒロインと偶然知り合った老婦人が密室状態のホテルの一室で無残な死体となって発見される「遠くで死にたい」で、トリックよりも何故密室にしたかという動機部分に見るべきところがある。全体的にいい意味で軽く読める連作ミステリである。
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posted at 00:30:06
奇しくも本作には表題作を始め「愛」に纏わる事件ばかりが収録されており、トリックはショボくても事件の背景にある様々な愛の形を楽しむことができるのが特徴。ベストは表題作で、移動する死体の真相はそれしかないというものながら、真相を示唆する伏線にさりげない巧さが光る。
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posted at 00:29:40
辻真先「死ぬほど愛した…」読了。ミス・マープルを思わせるユーカリおばさんが探偵役を務める短編集。老舗旅館の女将の死体が移動する謎を扱った表題作を含む四編に加え作者の作品ではお馴染みの、ポテトとスーパーの二人とユーカリおばさんが共演するボーナストラック短編「特急『燕』驀進す」収録。
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posted at 00:29:21