麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2014年07月04日(金)
一方「シリアルキラーY」もトリックそのものはオーソドックスながらこちらも構成を活かしたミスディレクションが光っている。ただその反面ヒントが示されるのが少々遅いのが気になるが、人物描写からの伏線でそれをカバーしているのは○。とまれ、どちらも捻ったアリバイ崩しが堪能できる秀作である。
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posted at 23:12:42
具体的にどこがミスディレクションなのかは伏せるが、出てくるもの全てを疑ってかからないと間違いなく足下を掬われることになるだろう。そして何よりもラストのアリバイ崩しの決め手があんな場所にぬけぬけと示されていたのには脱帽と言わざるを得ない。
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posted at 23:12:27
「奇術師の罠」は奇術師が容疑者で、犯行時刻に150キロ離れた場所で公演中という鉄壁のアリバイがあり、しかもその公演中には殺人予告&テレポートマジックまで行っていた――と粗筋だけ聞くと愚直なまでにベタベタな内容だが、その実態はミスディレクションまみれとも言うべき凄まじい作品である。
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posted at 23:11:20
人気TVドラマ「相棒」でお馴染みの杉下右京が探偵役を務めるオリジナル小説第四弾はタイトルにもある通り、アリバイをテーマにした中編が二編収録されているが、どちらも一見ド直球な本格ながら、なかなかどうして一筋縄ではいかない内容に仕上がっている。
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posted at 23:11:00
碇卯人「杉下右京のアリバイ」読了。殺人現場の防犯カメラに映っていた奇術師の姿。だが彼は犯行時刻、遠く離れた舞台で公演中だった――「奇術師の罠」他、殺人鬼が射殺された直後にその被害者と思しき死体が見付かったことから死者のアリバイ崩しというべき様相を示す「シリアルキラーY」収録。
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posted at 23:10:47