麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2014年10月08日(水)
東川篤哉「純喫茶『一服堂』の四季」読了。珈琲の味はいまひとつ、でも推理にかけては一級品の人見知りの美人店主・安楽椅子(あんらくよりこ)が「春」「夏」「秋」「冬」に起きた四つの猟奇殺人の謎を鮮やかに解き明かす連作ミステリ。
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posted at 23:37:46
東川篤哉の新たな代表作とも言うべき秀作。本作は一見、流行りの○ブリア系ミステリっぽいが、扱っている事件は全て猟奇殺人、しかもバカミス度が高めなのが個人的に嬉しい。加えてキャラもやたらと立っており、東川作品の新シリーズ一作目は得てして微妙というジンクスを見事に裏切ってくれる。
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posted at 23:38:00
ミステリとしてみるとまず留守だったはずの家に忽然と磔死体が現れる二編目「もっとも猟奇的な夏」が秀逸で、大胆過ぎて逆に気付かない真相が明かされた時には思わず変な声が出てしまった(爆)。だがそれ以上に秀逸なのが物理的密室にして監視された密室を扱った四編目「バラバラ死体と密室の冬」だ。
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posted at 23:38:13
ここで披露されるとんでもないバカミスネタと連作ならではの仕掛けの合わせ技にはもう開いた口が塞がらない。巧い……けどそれでいいのか、東川篤哉(爆)。本作は表紙から全力で騙しにきている、作者渾身の作品である。
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posted at 23:38:25
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