麻里邑圭人

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2014年10月25日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年10月25日

深木章子「敗者の告白 弁護士睦木怜の事件簿」読了。山荘で起きた妻子転落事件。被害者の遺した告発文と死亡した二人の体に残された争った跡から夫が容疑者として拘束されるが夫は妻こそが自分と子供を殺そうとしたのだと主張。更に関係者の証言も食い違う。誰が事実を偽り誰が真実を語っているのか。

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posted at 00:11:46

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年10月25日

本作でまず目を惹くのは凝りに凝ったその構成だろう。死んだ妻や息子による衝撃的な『死者』の告発に対し、被告人である夫『生者』が弁明する。その対決の構図は石持浅海『彼女が追ってくる』に通じるものがあるが、本作では更に関係者の証言を盛り込むことにより読者を徹底的に引きずり回してみせる。

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posted at 00:12:11

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年10月25日

そして、その対決の果てに待つ探偵役の告白――そこで語られる真相そのものよりもむしろプロットによるミスディレクションと人物描写に裏打ちされた水面下の駆け引き、何より膨大な伏線からの事件の本質探しが実に凄まじい。本作はプロットに定評がある作者がその持ち味を存分に発揮した傑作である。

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posted at 00:12:28

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年10月25日

松浦千恵美「しだれ桜恋心中」読了。若き人形遣いの屋島達也はある日、上演すると人が死ぬという演目『しだれ桜恋心中』専用に作られた花魁の文楽人形・桔梗を見つける。一方、補助金削減問題に揺れる日本文楽協会は『しだれ桜恋心中』を呪いの演目として興行し、観客を呼びこもうとするが……。

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posted at 14:54:22

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年10月25日

第4回アガサ・クリスティー賞受賞作。本作は不可解な心中事件の謎を扱った所謂特殊設定ミステリの範疇に入る作品だが、その設定がミステリの仕掛けとして活かされているかと言われるとかなり微妙と言わざるを得ない。

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posted at 14:54:37

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年10月25日

むしろ本作のメインはその設定を通して文楽に関わる人々の業を描き出すことであり、そちらに関してはある程度成功していると言っていいだろう。どちらかといえばミステリというよりもホラーとして割り切った方が楽しめる作品である。

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posted at 14:55:25

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