麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2014年10月23日
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2014年10月23日(木)
中山七里「テミスの剣」読了。昭和59年に起きた不動産業者一家強盗殺人。浦和署の若手刑事・渡瀬はベテラン刑事の鳴海と共に一人の男を逮捕するが男は裁判で犯行を否定。しかし死刑が確定し男は獄中で自殺してしまう。それから五年後、渡瀬は管内で発生した窃盗事件の手口から真犯人の存在に気付く。
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posted at 00:23:50
冤罪をテーマにした社会派ミステリと本格ミステリの融合を目指した作品。但しそれが成功しているかどうかはまた話が別で、社会派ミステリとしてみると作者の筆力で読ませてくれるとはいえ展開自体はいたって凡庸と言わざるを得ない。
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posted at 00:23:59
一方、本格としてみると前ふりが長すぎな上、過去の事件にオマケとしてくっ付けただけという印象がどうしても否めないのが残念。せっかく中山作品の登場人物たちが意外な共演を果たしているのだから、「追憶の夜想曲」みたいな力作として仕上げてほしかった。
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posted at 00:24:24
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