麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2015年02月01日(日)
特に連作の掉尾を飾る第四話は真相が分かってしまってもある人物の正体を突き止める論理や探偵活動の理由に見るべきところがあり、最後に凝らされた趣向も定番ながら清々しい読後感に一役買っているのが○。発明家という設定も無理なく活かされている本作はキャラミスと本格の配分が絶妙な秀作である。
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posted at 17:47:46
しかもただ驚かせるだけではなく、それと同時に浮き彫りになる犯人の心情がまた切ないのもいい。個人的にはバラバラ殺人物の新たな収穫として推したい傑作である。そして第三話、第四話は真相が分かりやすいきらいはあるものの、伏線の張り方に巧さがある。
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posted at 17:47:09
人造人間による殺人を扱った第一話は何故犯人が人造人間の仕業に見せかけたのかという理由もさることながら二転三転する一筋縄ではいかない謎解きが秀逸。続く第二話も何故犯人は死体をバラバラにしたのかというホワイダニットを扱っているが、こちらは技巧の一話と異なり奇想であっと言わせてくれる。
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posted at 17:46:37
大正時代を舞台にした全四話構成の連作ミステリにして今年度の本格ミステリのダークホース。前作「帝都探偵謎解け乙女」も連作の仕掛けに見るべきところのある作品だったが、本作では更に連作の仕掛けだけではなく個々の事件もきちんと作り込まれていてかなり好感が持てる。
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posted at 17:46:09
伽古屋圭市「からくり探偵・百栗柿三郎」読了。人造人間による殺人、連続して発見されるバラバラ死体、幻術士に弟子入りした息子捜し、惨劇の場から消えた少女……大正時代の浅草で起きた四つの不可解な事件に、発明家の柿三郎が機械式の招き猫・お玉さんと女中の千代の二人(?)と共に挑む。
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posted at 17:45:21