麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2015年03月17日(火)
次点は「解体諸因」のセルフパロディと言うべき内容の「パズル韜晦」で、首すげ替えリレーの理由よりもむしろミッシング・リンクからの犯人特定と作中作ならではの仕掛けが秀逸な一編である。
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posted at 22:57:03
古本に喫茶店、青春ミステリといった流行りの題材を西澤保彦が料理したらこうなりましたという感じの作品。収録作四編のうち、ベストは「男は関係なさすぎる」で九マイル的謎から、この作者ならではの気持ち悪い解決(誉め言葉)に着地させてみせる手際が素晴らしい。
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posted at 22:56:36
西澤保彦「さよならは明日の約束」読了。本に挟まっていた告発の手紙。倒れた女教師が口走った謎めいた言葉。未完の推理小説の結末当て。色紙から消えた寄せ書き……本好き美少女・エミールとジャンク映画フリークの少年・ユキサキが置き去りに去れた四つの謎に挑む連作ミステリ。
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posted at 22:55:55
その一方で表題作や「顔が不自由で素敵な売女」では一転してフリークスとの心温まる交流を描いており、そういう意味では感動は落差という言葉がしっくりくる作品である。
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posted at 22:55:44
最悪な状況をユーモラスかつテンポよく描きつつも、随所に作者のフリークス趣味が感じられる短編集。ベストは「マミーボコボコ」で、感動的なヒューマンドラマとして描かれることの大家族をとことん悪趣味なフリークス物に仕立てあげてみせた点が実に秀逸。
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posted at 22:55:34
平山夢明「デブを捨てに」読了。借金まみれの男が返済を待ってもらう代わりにデブを捨ててくることになる表題作を始め、ダメな大人たちとしっかり者の少年の交流を描く「いんちき小僧」、異常な大家族物語「マミーボコボコ」、不細工なヘルス嬢との出会いと別れ「顔が不自由で素敵な売女」の四編収録。
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posted at 22:55:24