麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2016年02月17日(水)
次点は社会派的ネタ(?)を伝説や風習でうまく隠蔽してみせた「地獄穴」だが、「ゴーストカー」の豪快なバカトリックも嫌いではない。あと宮内悠介が出てくる「動き回る死体」はアパートの住人たちが死体を押し付け合うシチュエーションは面白いが、肝心の真相がイマイチなのが残念。
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posted at 13:26:38
今回もバラエティに富んだ四編が収録されているが、中でも飛び抜けているのは「第27回探偵推理会議」だろう。水中脱出マジックという設定が真相の絶妙な目眩ましになっている点もさることながら、何よりも賞金のかかった犯人当て形式だからこそできた仕掛けが素晴らしい。
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posted at 13:22:58
加藤元浩「C.M.B.」31巻読了。山中の村に突如出現した大穴に纏わる不可思議な出来事「地獄穴」、亡くなった画家の愛車があり得ない場所から見付かる「ゴーストカー」、賞金がかかったマジシャンの死の謎に挑む「第27回探偵推理会議」など四編収録。
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posted at 13:22:40
一方「自転車泥棒」は過去の事件と再び対峙させてみせるノスタルジックな見せ方もさることながら、詰め込まれたアイディアの数と二転三転させる展開、苦い真相とそれでも希望ある結末のギャップが素晴らしい。一点気になるところもなくはないが、それを差し引いても、忘れ難い印象を残す秀作である。
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posted at 09:42:49
「三人の刺客」は倒叙物に捻りを加えた一編。三人の女の設定を活かした三者三様の殺害計画も面白いが、それらの隙を巧く突くことで皮肉な真相を提示してみせる手腕が実に見事。ユーモアたっぷりのオチも個人的には○。
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posted at 09:42:13
加藤元浩「Q.E.D.iff」3巻読了。三人の女がある詐欺師の殺害をそれぞれ別に計画。そして計画はパーティーの夜に実行されるが……「三人の刺客」、小学生の頃、自転車泥棒の濡れ衣を着せられた燈馬。その事件と年月を経て再び対峙することになる「自転車泥棒」の二編収録。
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posted at 09:42:00