麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2016年09月02日
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2016年09月02日(金)
また「すべての猫好きに捧ぐ」という献辞に象徴されるように、猫に始まり猫に終わる構成もいい。本題に入るまでが些か遅いのが難だが、それ以上の驚きを確実に提供してくれる、企みに満ちた傑作である。
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posted at 23:25:39
第一部の推理合戦における特殊設定の活かし方にも唸らされたが、それ以上に第二部からの展開が圧巻で、読者が陥った混沌とした状況から探偵役が「幽女の如き怨むもの」の刀城言耶ばりに真実に繋がる手掛かりだけを見抜いた後、仁木悦子の如き明快なロジックで犯人を指摘してみせるのである。
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posted at 23:25:11
元々プロットが抜群に巧い作者だが本作でもそれは健在――いや、むしろその技巧の切れ味で言えば最高傑作と言ってもいいのではないだろうか。しゃべる猫というファンタジー設定からいつもの深木作品っぽくないと思う人もいるかもしれないが、実はその設定の使い方にこそ作者らしさがよく現れている。
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posted at 23:24:48
深木章子「猫には推理がよく似合う」読了。とある弁護士事務所の事務員・花織はある日、事務所で飼われている“おしゃべりする猫”のスコティに推理合戦を仕掛けられる。「もしいま先生が殺されて金庫の中身が盗まれたら、犯人は誰だと思う?」妄想を膨らますうち何故か事件が本当に起きてしまい――。
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posted at 23:24:35
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