麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2017年09月18日
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2017年09月18日(月)
「この世界の片隅に」観了。すずという一人の女性の視点から描かれる戦時下の日常物というべき内容で、直接的な死の描写よりも日常の中にさりげなく織り込まれる死の描写の方が強烈な印象を残す。そんな中でも強く生きようとするすずの姿が実に鮮烈であり、観終わった後に確実に何かが残る作品である。
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posted at 02:57:42
友成純一「蔵の中の鬼女」読了。狂女として蔵の中に閉じ込められているはずの大地主の子供が包丁片手に小学校へとやってきた。その哀しい理由とは? 故郷、筑豊を舞台とした作品を始め、悪夢・幻夢の世界、怪談の遺伝子、映画へのオマージュなど友成純一のエッセンスが凝縮された15作品を収録。
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posted at 17:09:28
作者が90年代前半に雑誌に発表した単行本未収録短編15編を集めた四部構成のホラー短編集。ホラーと一言で言っても収録作はクトゥルー物、怪奇幻想物、怪談物、ホラー映画オマージュと幅広く、個人的にはどれも楽しめたが、その中でも特に一作推すとしたら、やはり「恐竜のいる風景」だろう。
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posted at 17:09:44
ジュブナイルテイストの本作は少年が顕微鏡で覗き見たミクロ的幻想譚から一転、マクロ的オチへと繋がっていく課程が秀逸。スプラッター要素を求めるとやや物足りないかもしれないが、それを差し引けばお馴染みの要素がふんだんに盛り込まれているので、作者のファンなら問題なく楽しめる作品集である。
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posted at 17:10:36
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