麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2017年09月27日(水)
尤も犯人の正体に関してはある偽装工作のおかげで見えやすいきらいはあるものの、そこで終わることなく更にその先に見立てを活かしたフーダニットを用意した点は○。加えて人を人とも思わない(誉め言葉)あるトリックが好印象であり総じてシリーズの一作目としては申し分ない良作と言っていいだろう。
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posted at 22:47:55
死人の唇をした無感情の使用人が探偵役の長編ミステリ。本作の見所は何と言っても見立てにとことん拘った内容であり、見立て物ならではのお約束は勿論のこと、そこから更に一歩踏み込んで犯人の見立ての意図を先読みし犯行を阻止しようという探偵側とその裏をかいて挑発する犯人側の攻防が実に秀逸。
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posted at 22:46:53
月原渉「使用人探偵シズカ 横濱異人館殺人事件」読了。嵐に閉ざされた異人館で「名残の会」と称する奇妙な宴が始まった。館の主は謎めいた絵を所蔵する氷神公一。招かれたのは画家に縁のある六人の男女。やがて次々と縊り殺されていく招待客たち。そして絵の下層には、何故か死んだ者が描かれていた。
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posted at 22:46:37
とはいえ版元の都合で盛り込まれたと思われるSF設定を巧くミステリとして活かしている点はさすがと言ったところであり、逆転裁判を知らないミステリ読者にも問題なくお勧めできる作品である。
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posted at 01:03:27
そのため本来なら逆転裁判ファンにとって熱いはずのシチュエーションもいまいち盛り上がりに欠けるのが残念。一方ミステリとしてみると有栖川有栖の某作を彷彿とさせる異形の論理は面白いが、それ以外のネタは些か小粒感が否めず物足りなさを覚える。
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posted at 01:03:11
ゲーム「逆転裁判」シリーズの十五周年記念企画として書かれたオリジナルノベライズ作品。もともと法廷ミステリを得意とする作者だけに今回のノベライズは適任かと思いきや、どうも二次創作は苦手なのかキャラの書き方が終始こなれていない印象が付きまとう。
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posted at 01:02:46
円居挽「逆転裁判 時間旅行者の逆転」読了。2016年10月、弁護士・成歩堂龍一の助手・真宵が連れてきた依頼人・尾根紡優子は2001年に起きた事件から逃れるためタイムトラベルしたと告げる。やがて明らかになる優子が被告とされた15年前の密室殺人。時空を超え、成歩堂が手にする真実とは?
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posted at 01:02:25