麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2017年10月05日(木)
倉阪鬼一郎「鉄道探偵団 まぼろしの踊り子号」読了。東京・新橋にある「テツ」は鉄道ファンが集うこだわりの喫茶店。そこに持ち込まれるのは鉄道がらみの不思議な謎。乗りテツ・撮りテツ・鉄ドル・録りテツ・ラン鉄といったエキスパートたちが仮説と推理を繰り広げ、五つの事件の真相に迫る。
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posted at 22:22:45
作者初の鉄道ミステリ連作。ただし収録された五編のうち、はっきりとミステリと言えるのは第一話のみで、それ以降はミステリ仕立てのいい話、もしくはただの鉄道トリビアであり、所謂狭義のミステリを期待して読むとどうにも物足りなさが否めない。
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posted at 22:23:04
唯一ミステリと言える第一話に関しては日常の謎っぽい導入部からアリバイ崩しに移行する展開もさることながら、鉄道ファンでなくても分かりやすい盲点をついたトリックが○。個人的には全編、第一話みたいな話が読みたかった。
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posted at 22:23:22
葵瞬一郎「東海道新幹線殺人事件」読了。新横浜-小田原間ですれ違った新幹線のぞみとひかりから、ほぼ同時に頭部切断死体が発見された。しかもその頭部は互いにすげ替えられていたことが判明する。死体の上にあった「鬼は横道などせぬものを」という血文字のメッセージが意味するものとは?
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posted at 22:23:52
謎の新人によるトラベルミステリ。徹頭徹尾いかにも二時間サスペンスっぽい展開ながらトリックは意外にも(?)よく練られており、ダミーの解決まで用意して読者を翻弄しようとする意気込みは○。ただ図解は丁寧なのに肝心の時刻表がないため、折角のトリックも些かアンフェアな感があるのが残念。
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posted at 22:24:03