麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2017年10月18日
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2017年10月18日(水)
加藤元浩「捕まえたもん勝ち!2 量子人間からの手紙」読了。元アイドルの捜査一課刑事・七夕菊乃と天才にして壊滅的な変人刑事・アンコウこと深海安公。二人が挑むのは、密閉された倉庫や監視カメラの密林をすりぬけて殺人を犯す「量子人間」事件――FBIもお手上げの連続不可能殺人だった。
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posted at 22:09:17
本格ミステリ漫画「Q.E.D. 証明終了」の作者による長編ミステリ小説シリーズ第二弾。作者の漫画をそのまま小説化したようなテンポの良い物語は前作と同様だが、今回は事件を一つに絞ったことによりテーマが一段と明確になり、ミステリとしての完成度も格段に上がっているのが好印象。
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posted at 22:09:44
加えてワールドワイドに展開する事件のスケールの大きさや数学ネタを活かした不可能犯罪の演出は正にこの作者ならではのものであり、作者のファンはもとより作者のファンでなくてもついついページをめくらずにはいられない面白さがある。
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posted at 22:10:06
そんな本作のミステリとしての見所はというと連続する不可能犯罪からトリックが凄い作品なのかと思いがちだが、読み終わってみると意外にも(?)ロジカルな犯人当てだったことに驚かされる。勿論個々のトリックもよく練られているが、それ以上に密室への拘りが犯人の正体に直結している点が秀逸。
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posted at 22:10:40
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