麻里邑圭人
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- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2018年04月24日(火)
長井彬「千利休殺意の器」読了。茶の湯で有名な井戸茶碗〈筒井筒〉を巡る千利休と太閤秀吉との因縁。「殺されてやろう。殺した方は負けがこむばかりだ」という利休の捨てゼリフが物語る切腹劇の真相とは? 表題作含む、歴史の闇に埋もれた謎を名陶の妖美が解く六編収録。
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posted at 21:58:02
作者の趣味である陶芸に歴史の謎を絡めたミステリ短編集。「この本はなまなましい殺人が主題となっていません。人間の生きざまの美学みたいなものを見つめてみたい――そう思って書いた本です」という作者の言葉通り事件はおまけに過ぎないため、そちらを目当てに読むとかなり消化不良で終わるだろう。
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posted at 21:58:24
どちらかというと事件と平行して語られる陶芸絡みの歴史上のエピソードの方が面白く、正直ミステリである必要性がないのではと思ってしまうのが難。悪い作品ではないが、地味な作者の作品の中でもとりわけ地味な印象が否めない作品である。
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posted at 21:58:38
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