麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2018年05月26日(土)
加えて各キャラクター設定が何気に真相の補強に一役買っている点もいい。サスペンス小説としてのツボを押さえた作りもさることながら、みすずの視点だけではなくあえてみすずの母・美由紀の視点を導入したことにより見えてくる母親と娘のそれぞれのドラマがしみじみと心に沁みる良作である。
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posted at 17:19:31
代理母をテーマにしたサスペンス作品。二人の代理母と受精卵に隠された秘密をミステリとしての軸としつつ、一方で女同士の友情と崩壊した家族の再生を描いており、真相が二転三転する度にスリリングに変化していく家族像が実に巧みだ。
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posted at 17:19:07
山崎洋子「熟れすぎた林檎」読了。作家志望でフリーターのみすずは親友である毬子の母に頼まれて謎の女・千加子を探ることになる。その結果、千加子の正体が毬子の父・明が雇った代理母であることが分かるが、やがてもう一人代理母を名乗る女が現れ、更に千加子の家に火炎瓶を投げ込まれる事件が……。
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posted at 17:18:41
そして極めつけは「黒い仏」のラストにも似た、謎の爽快感に満ちた結末――。本作はキワモノ好きは勿論、ひねくれたミステリが好きな人には是非お勧めしたい快作である。
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posted at 00:05:16
しかもその調査もイマイチ順調とはいえずこれはミステリとしてあまり期待しない方がいいかな……と思っていたらいきなりの極限状況&予想外の所から怒濤の謎解きが始まったので思わず吹いてしまったw 言うなればこれは物凄くひねくれた探偵ミステリであり擦れたミステリ読みほど楽しめるに違いない。
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posted at 00:04:42
戦時下の架空日本を舞台にした粘膜シリーズの五作目。これまではたまにミステリ的仕掛けはあっても徹頭徹尾ホラーだったこのシリーズだが、今回はタイトルに探偵とあるのでかなりミステリ寄りなのかなと思いきや、事件の調査が始まるのは物語が半分も過ぎた頃というノンビリ展開にまず驚かされる。
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posted at 00:04:25
飴村行「粘膜探偵」読了。戦時下の帝都。憧れの特別少年警邏隊に入隊したのも束の間、ある事情で謹慎処分となってしまった鉄児は汚名返上のため巷で噂の保険金殺人事件の解決に乗り出すが……。軍部の思惑、昏々と眠る老女、温室の謎の植物、行方不明の少女。それらが繋がる時、明らかになる真実とは?
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posted at 00:03:48